初のトニコン・初の会場・そして何より初のV友との対面・・・
と、トリプル緊張で迎えた、6月14日土曜日。
梅雨に入ってどんよりした曇り空。 会場付近で、少し小雨。 開場1時間前に、到着。
開場前と1部2部の客席入れ替え時間に、ネットで知り合った皆さんとそのお仲間に会って、名刺を交換して交流を温める。
会場時間が近付くと、閑散としていた広いロビーが、20〜30歳台の女性たちで埋め尽くされ、なんとなく胸をなでおろす。 私と同年代そうな人も多く、Vコンとのファン層の違いを感じる。14日1部は、15分遅れの開演。
客電も付いたままなのに、どこからかトニセンの声が聞こえる。(緞帳裏から)
井 「ほらほら、早く席に着いて」
長 「始まっちゃうよ〜」
など、しょうもない類いのトークがダラダラ続き、どこから見えるのだろうと始めは思ったが、いい加減しびれが切れかけた頃、突然、生演奏の大音響とともに客電が落ち、緞帳が上がる。
そして、その向こうにまぶしいステージが。
「Running to the top」 「GOAL」 「季節」 「X.T.C.beat」
と、衣装替えしながら、華麗なステージが続く。
黄・緑・ピンクの蛍光コートが、後ろの同色の幕の前に立った時に、透明人間のようにコート部分が消えるのだが、照明が顔色を悪くさせるので、長野くんあたり、かなり不気味だった。(正直)
〜 三太郎コーナー 〜
去年の夏コンでさえ既にうんざりしていたこの話題が、掘り返されるのは知っていて覚悟もしていたが、ビデオ再生して井長がおちゃらかすあたりは、げんなり。
坂本くんがテープ持って逃走してからは、おもしろかった。
「Screaming 〜 Over Drive」
モノクロPVの3人がかっこいいので、客席から嬉しげな悲鳴が。
ビデオとステージの連動が非常にスムーズで、坂本くんさすがミュージカルアクターだ、と感心する。
井長に、殴る蹴るといたぶられる坂、やめてかわいそう! でも、緩急の動きがかっこいい。
3回観たその3回目は、わたくし、うっとりみとれておりました。
ビデオで笑えるオチがあって、三太郎 ⇒ 太郎
・the・ third へ。
「Taro the Third (坂本ソロ)」
はだけた和服(ゆかた?)風の衣装で、ビシッバシッと、シェルターに似た鋭いダンスが決まってゆく。
かっこいいのに、あの歌詞は一体・・・。
でも、めくるめく、まぁくんワールドのその1であることは確か。
そのまま能のような、仮面早替えの出し物へ。
さすがに、これは少し中途半端な感が否めず。 客前に披露するほど、深めきれてない感じ。
でもトニセンって、やればできそうなところが、すごい。
坂本くんのはずが、あら不思議。 お面を取ったら、いつの間にか長野くんに。
「グルメは巡る (長野ソロ)」
場内、待ってましたとばかりの大歓声。
ビデオの画面と、歌詞が笑わせる。 長野くん、演歌っぷりがいい。
2番がまた、大笑い。 電飾を盛り上げるのに、ただ照明を落とすだけという、シンプルな演出がナイス!
「Believe Your Smile」
アカペラで始まったこの曲、ん?ん?ん?と思ってるうちに、いつのまにか 「ビリーブユアスマイル」になっていた。(←聴く人が聴けば、始めからビリスマかも?)
MC 〜 アコースティックコーナー
MCなど 3部を通して、印象に残っていること。 14日1部のMC。
携帯メールやIT化の話で、坂本くんがすっかりハチベにされていました。(機械オンチ?)
14日2部、舞台に上げられた観客の1人が、緊張のせいか足元がフラフラとおぼつかないのを、
井「生まれたてのホヤホヤですか?」
坂「鹿の赤ちゃんですか?」
客席に帰る時に握手をしていったのですが、長野くんがポツンと
長「左手の握手は、絶交のシルシ」
とつぶやいたので、あわてて戻って握手し直してました。
15日1部、イノッチが最後に投げたサインボールが、はるか3階席に届いたので、客席のそこかしこから、
「イノッチかっこいい〜っ!」
という歓声と拍手が起きました。
同じく15日1部、アコースティックコーナーに入る時、「まさゆき〜っ!」 という声援に、坂本くん、顔は向けずに右腕をガッツポーズして、珍しく応えてました。かっこよかったです。
14日2部、「MIX
JUICE」(坂本ソロ)の出だしで、マイク不調につき音声入らず、2〜3分空しい時間が過ぎたけれど、何事も無かったかのように、ビデオ映像も生演奏もカバーしてくれて、なんて頼もしいスタッフなんだ、と感心しました。
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両日ともに、1部は「days」 2部は「出せない手紙」
しっとりとしたこのコーナーのバラードは、聴きやすく、とっても素敵。
「SOYOIDE 〜 Feelin'
Alone 〜 SOYOIDE」
「SOYOIDE」 の途中で、日替わりで誰かにパーカッションを叩かせるコーナー。
続いて、シンデレラのように幸運な観客を2人、舞台上に上げるコーナー。
素人にソロで歌わせた 「Feelin'
Alone」 のサビ部分の歌詞に、心惹かれるものがあったので、あの歌全部知りたいと思った。
「SOYOIDE」 の間に 「Feelin' Alone」 を挟んだ形が、まるで同一曲のように美しく自然だった。
観客が舞台を下り、イノッチが準備ではけ、ステージに坂・長の2人が残る。
15日1部では、この時たまたま、イノッチのコンタクトレンズにアクシデント発生。
目が痛くて退場し、登場までの流れが、なんか自然でした。(まさしくケガの功名)
「井ノ原は、このコンの音楽プロデューサーだから大先生とお呼びしなければいけない」 などと言うのを、「やめてくれって!」 とイノッチ必死に打ち消す。
曲名知らず(井ノ原ソロ)
つなぎルックに自転車ペダルのようなものを持って、イノッチ登場。
とっても彼にぴったりな、イノッチらしい曲。 バックバンドやジュニアくんたちと一体化して、ノリノリで歌う姿が好感度高し。
「愛のメロディ」
白い衣装で3人揃って、ローテンポの出だし。 愛メロだ〜♪
好きな歌だけど、客席がぴったり揃った手振りをするのが、怖い。(←手振りコンプレックス)
必死に着いていこうとしたけど、やっぱ途中から遅れだす私・・・。(挫折)
〜トニセンメドレー〜
ステージ奥にスクリーンが下り、映像をバックに、「WISHES」 をフルで。
続いて 「Precious Love」 を、ワンフレーズのみ。
続いて 「Working Man」 でノリノリに。 「Start
me up」 は、出だしが印象的。
他にも数曲あったけれど、曲名知らず。
曲名知らず(長野ソロ)
ピエロや、大玉や、風船が出てきた。
「MIX JUICE」(坂本ソロ)
これだ、これこれ!!
坂本ファンが、待ち焦がれていた、めくるめく夢の世界。
他の誰にも真似できない、坂本昌行にしかない、色気と潔さと美しさ。
溜め息が出るほど、かっこいいーっ!
間奏で全ての音が消え、照明までがモノクロに。
息を呑むほど華麗に、まぁくん、魅せましたね。(拍手)
「世界中の子供たち」(井ノ原ソロ)
打って変わって、ポンキッキーズの世界に。
客席はまだ、坂本ワールドの余韻が冷めやらぬというのに。
良いけど。私は手拍子で歌ったから。(←自己本位)
「Take it easy」
間奏でバックバンドの紹介。 3部とも、全て異なる演奏&パフォーマンスを披露する彼ら。
本当に楽しんで誠実に、このコンサートに取り組んでくれていることが垣間見えて、嬉しかった。
彼らを紹介するときに、自らの身をかがめてマイクを差し出す、トニセンの姿もまた美しいと思った。
「Knock me Real」 「Can
Do!Can Go!」 「Dahlia」
間に数曲、知らない曲が入ったが、だいたい「VERY HAPPY 2」でお馴染みの曲が続く。
エンディングが意外だったが、これがトニコンというものか、と納得する。
〜アンコール〜
FOOTLOOSEのテーマ (坂本ソロ)
行きたくても行けなかったフットルース。
そういうファンの気持ちを慰めるかのような、坂本くんのミュージカル・ダンス。
高校生のレンではなく、レンが長じて大人になったような、ワイルドにアレンジされたダンスだったそうで。
だが、めくるめくまぁくんワールドその3に酔いしれていると、2番から2人のピンクうさぎちゃんが乱入し、お笑いの世界へ行ってしまう。(がっくり)
「本気がいっぱい」
好きなんだねぇ、この歌が、トニくんたちは。
わかるけど、その気持ちは。 私も大好きだから。 多分ファンはほとんど全員そうだろうから。
「ちぎれた翼」
そして、本当のラストに、まるで祈りが込められたような、力強いこの熱唱。
トニセンにぴったりで、かつ今までになかった、スケールとロマンに溢れた曲。
いつか、素敵な形でCD化されて、ミリオンを狙えるほどに世に出たらいいね。
会場全てに行き渡るように、感謝の込もったお辞儀をするトニセン。
歓声とともに、拍手で彼らに報いる観客たち。
とっても幸せだった、夢の時間。
なんでこんなに、心がほかほかあったまるんだろう。
まぶたに残る、坂本ワールドの余韻。
素敵だったよ、トニセン。
また、会いに来てね。
私も、必ず行くから。
(2003.6.29up)
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