2004年度ABCD小第5号
2005年03月22日
要 求 書
名古屋市ABCD小学校
校長 EFGHI 様
名古屋市立ABCD小学校教員
普通太郎
万博への児童等「動員」について、下記のことを引率の条件とします。
最低条件 「 児童生徒の安全配慮が十分に確保されること。 」
先日の内覧会における混雑と不手際が、実際の引率期日にも起こり得る可能性があるのなら、集団で子どもを引率することの困難さは、想像するに固くありません。
しかも、次のような問題もさらにあります。
- 当日の、渋滞の具合がどの程度か、まったく不明。交通事故等のアクシデントをいうのではなく、開催されている期間ほぼ恒常的に渋滞する場合の対策を明示していただきたい。最初から混雑が予想されるところへは、連れていかないのが通常の行事計画。
- 当日の見学経路も不明である。パビリオンの予約ができない以上、「行ってみなければ分からないという状態」なる。ならば、いきあたりばったりで、教育計画上不適切極まりない。また、児童はクラスで一括にして引率するので、全員が入場できないパビリオンには、見学できない。その場合は、どのような対策が取れるのか?
- 昼食の場所は混雑のないところで確保されるのか?飲料水等の補充は可能なのか?
- 障害を持つ児童や、同一行動を取る場合に、配慮しなくてはならない児童の安全管理については、補助員介助員など、アテンダントやスタッフは援助してくれるのか?
どのように対策をするのかが明確になること。
- 雨天、強風などの場合に非難する場所が確保されているかどうか?(普通の遠足ならば、すぐに帰校できるが)
- 父母や応援の教員はクラスあたり何名つくのか? 公費等で支給可能か? 保護者の場合は、安全配慮義務をきちんと果たしてもらえるのか? たんなるお手伝いでは不安。
- 教育委員会指導室は、今回の行事の特殊性にかんがみて、典型的な行事指導案を出すべきと想うが、出しているのか?
- 保護者には、児童に保険をかけるほどの特殊であり、危険性もともなう校外行事であることを伝え、かつ、こうした不十分な実態をあらかじめ伝え、不測の場合を考慮し、念書を取るか、親がどの程度望んでいるかを把握する必要がある。
*「先生が、連れてってくれるなら、ラクでいいわ」っちゅうことなら、それは教育ではないことを、親に話すべき。
- 緊急に児童を帰す場合を想定し、保護者には連絡の取れる場所にいることを再度確認するべきである。
- 今回の万博に対する批判に耳を傾け、環境破壊を現実に為していることも児童生徒に伝えるべきだと想う。その賛否両論の資料を提供するべきである。
以上、いまのところの疑問点や不安な点を列挙しました。
安心できる引率を実現するか、あるいは、石橋をたたいて引き返す勇断を期待します。 早急に、市教委と相談の上、回答をお願いします。
(2005.3.22)