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100円ショップで魔がさす

フライロッドを自分の不注意から釣り+キャンプで紛失して早一ヶ月が経ってしまった。 入手については来年の渓流が解禁するごろまでに何とかすればよいか、と安易に考えていました。 が、大体ではあるがこの10月から3月ぐらいの間に管理釣り場というやっかいではあるがけっこう楽しい釣り場がオープンするのである。

管理釣り場といっても池や湖といった止水域であれば高番手ロッドを使用すればよいが低番手ロッドでのドライフライを楽しめる時や場所もある。 こういうところではどうしても#3番ラインだとか#4番ラインが使いたくなる。

冬になって雪が降るようになってしまえばスキーという別の楽しみがあるが、そこここに管理釣り場がある以上やはり釣りに行きたいと思う。 そのためには低番手のロッドを何とかしないといけないという危機に直面している。

とある日、家のカミさんと近くの「ロックタウン」といってもロックバンドが一日中演奏しているような楽しい場所ではなくオープンモール型といわれる大店舗へ買い物に出かけたときのことです。

そこにも100円ショップがあってあれこれ見ているうちに、

「おおっ、これは?」

というものを見つけてしまった。

そこで見つけたのは竹で出来ている釣竿である。 そもそもが100円ショップである。 もちろん値段は100円のために見るべきも無く、はっきりいってとてもこのまま使える「シロモノ」ではない。 3ピース仕様で大体3mぐらいであろうか。

しかし、これを見つけてしまったのが運のツキである。

手にとってあれこれ見ているうちに、

「そうだ、これを利用してフライロッドを作ろう」

って、思わず買ってしまったのです。

もう、魔がさしたと言うしかない。
もともとの出費が100円である。
製作に失敗したとしても痛くも痒くもない。

買ってきたもののティップ部分はこれで良しとしてもバット部分がどうしても太いのである。 2ピースの6.6フィートか7フィートほどのロッドをつくるにしてもこのバット部分はどうしても使うことが出来ない。

で、Kというホームセンターに行ったりしてバット部分に使用できるものが無いかと探していました。 が、探すとなると意外と無いものです。

しかし、先週ですが突然に事態が急変した。
「灯台もと暗し」とはこのことか。
自分のすぐ横にある釣具の量販店であるT堂というお店で「イイモノ」を見つけてしまったのです。

「おおーっ、イイモノがあるではないか」

と、思わず心の中で叫んでしまった。

竹でできた烏貝を採取?するものと思われる小さな網である。
本当に太さといい長さといい、バット部分にぴったりだ。
値段も380円と非常に良心的なものである。

「これで竹のフライロッドが出来たも同然!!」

である。

そして、申し合わせたようにちょうどよいフェルールも見つかった。
これは筏用のロッドメイキングパーツと思われるが値段はこれも280円であった。
なにせバンブーロッドのフェルールってメチャクチャ高いですからね。

そしてリールシートは家に転がっているものを使えばよい。
あとはガイド類とコルクグリップを手に入れるだけか。

段々とアヤシイ道へとはまって行くような気がしてならない。

作成日:2003/10/09

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