ロッドを解体する

色々と検討した挙句にブランクとコルクグリップを再利用することに決定する。 コルクグリップは思ったほどの痛みは無く好みの形に整形すれば見違えるようになります。

ガイドの取り外しは、足の部分をカッターでブランクに傷をつけないように注意してコーティング部分を削ってしまう。 後はラッピングしてある糸を注意深く取り除いていく。

カッターで削ったところ カッターでガイドの足の部分を削る。
ガイドを取り外す ガイドを取り外す。
スレッドを取る スレッドとコーティングを全て取り払う。 どうせサンドペーパーでブランクのコーティングを削り取ってしまうのでこれくらいで良い。

飾り巻きなどは「巻き始め」といっても見ただけで判別しずらい(確率は1/2です)が、端をカッターで削り取ってスレッドを切り、その部分を引っ張って一気に解く。

トップガイドの取り外しは非常に簡単で、ライターなどでトップガイドを5秒ほどあぶって間をあけず「えいやっ」と抜きます。 当たり前なことですが、ブランクを焦がさないように注意することや、トップガイドは熱いのであらかじめ軍手などをしておくと良い。

さて、難問と思われるリールシートの取り外しです。 簡単に取り外す方法はリールシート部分を写真のように沸騰した鍋で煮込んで、リールシートを回しながら(本当はリールシートを回すということは良くないことですが)抜くようにすると簡単に取り外すことが出来ました。 どれくらい煮込むかといえば取り付け方によって変わりますが、今回は1分ほどで取り外すことが出来ました。 タバコの1本を吸って休憩できるくらい煮込むのが良いですが、今回は厚紙が巻いてありしっかりと接着されていなかったから直ぐ取り外すことができた。 接着剤の使用量も必要最小限に留めてまでコストダウンか。

リールシートを煮込む この通りリールシートが取り外せた

ところで、コルクグリップはこのままで好きな形に整形して磨けばまだまだ使えそうでしたのでそのまま残すことにした。 ブランクの塗装を#320ぐらいの耐水ペーパーで剥がし、リールシートとのバランスを見ながらコルクグリップを荒削りしたところ。

リールシートを付けたイメージ

作成日:2004/03/14

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