バックキャスト

最初からフォルスキャストといって前後に振る一連の動作を行っても、きれいなループを作ることは難しいと思います。 まずはバックキャストだけ、あるいはフォワードキャストだけの練習でまずはループを作る感覚をつかむほうがわかりやすいと思います。

まずはリールからフライラインを9m(フルラインの1/3)ぐらい出して真っ直ぐに地面へ置いて準備します。 下の図のようにまず肘だけを手前に引きつけるようにロッドを起こす動作によりバックキャストを開始します。 また、この動作をピックアップともいいます。

バックキャスト1

次にロッドのストロークの前半部分の説明になります。 この前半部分は肘の引きつけそして腕を後方上部へ回転させることによりロッドを曲げこみます。 では、腕の後方上部への回転はどれくらいか?というところになりますが、手が自分の顔の横までが適切でしょう。

バックキャスト2

ストロークの後半部分では、曲げ込まれたロッドの復元とあいまってラインが加速されます。 そして、ロッドを停止することによりラインがループの形成を始めます。 ロッドを停止する位置はラインを後方上部にキャストすることを意識して後ろ側へ倒しこみすぎないでください。 最初に説明した通りにラインは前後に一直線上である必要があります。

バックキャスト3

そのままラインが真っ直ぐになって、地面へ落下するまでループの状態を確認してください。 きれいにループが形成されるとラインが真っ直ぐになったとたんロッドティップが引っ張られるのが確認できます。

バックキャスト4

このバックキャストの練習では手首を固定することでロッドの曲げこみに負けないようにしてください。 手首を使用するとロッドを倒しこみ過ぎてしてしまうため上手くループの形成が出来なくなります。 もう一つ、後方へ何かを投げるという動作はあまり経験が無いと思います。 そのため、無意識のうちに肘を外側に開いてしまいます。意識して練習しましょう。

作成日:2003/02/28

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