筋力トレーニング

フライキャスティングに筋力トレーニング?と思われるでしょう。 私は、キャスティング時のロッド停止におけるティップ部のブレがどうしても無くならないという課題を今でも持っています。 このティップ部のブレはどこに現れるのかといいますと、ラインがある程度の長さを超えたときのフォルスキャストにおけるウエーブラインです。 つまりラインがまっすぐ伸びずに波打ってしまうことによる飛距離の減少です。

私の親しい友人に総合格闘技の師範がいます。 フライキャスティング時にロッド停止におけるティップのブレが無くならないと見せたのです。 友人はフライはまったく手にしたことはなかったのですが「ちょっとやらせて」といって私のロッドで試したのです。 そうしたら驚いたことにティップ部のブレが発生しませんでした。 どうも、古武道で使う武具の扱いだとか筋力トレーニングということにも詳しいため、感覚的に筋肉の使い方がわかるということでした。

「えっ、筋肉の使い方?」と私は思いました。 これ以降の説明は友人の受け売りですのでフライキャスティングに当てはめるのが正しいかどうかは今の段階ではわかりません。 また筋肉というものに対しての正しい知識も持ち合わせていません。 まあ、ほとんどの人が私と同じだとは思いますが。

どうもロッドを振るという動作には上腕二頭筋、上腕三頭筋、三角筋が使われるようです。 上腕二頭筋は力コブの部分、上腕三頭筋は二の腕の下側、そして三角筋は肩の部分になります。 この中の上腕三頭筋というのは普段の生活ではほとんど使用されないらしいです。 考えてみれば女性を含めてこの部分のたるみは気になる場所でもありますね。

そして上腕三頭筋はロッドを前に振るという動作の役目をするらしい。 バランスよい筋力トレーニングをすると良いよ、ということを言われました。 そのトレーニング方法を聞いてみたところ誰でも簡単にできる方法でした。 また二の腕も締まってくるらしく、それだけでも効果ありだと思います。 方法ですが腕立て伏せと同じ要領に似ていますが、立ったままで部屋の壁に両手をついて脇は開かず腕立て伏せと同じ動作を繰り返す、というものでした。

もうひとつのことは親指とリストでのグリップ固定です。 これをしっかりと握って固めないとブレがいつまでも止まりません。

最後に体の筋肉を締めるといっていましたが、ロッドを確実に停止させるためには、グリップの固定と上半身(多分?)の固定が必須でしょう。 結局のところ、たかだかフライロッドを振るだけですから、そのための筋肉を定期的に使っていれば良いことになりますね。

作成日:2003/08/27

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