いまだ夏模様の渓 [2003/09/16]

気がつけば早いもので禁漁に2週間程を残すのみとなってしまった。 渓流が解禁したのはつい最近のことに思えてしまうくらい時の流れが早く感じてしまう。 本当に何ヶ月ぶりになるだろうと考えてしまうような渓流への釣りである。

今回の釣りは1泊2日のキャンプを兼ねたものとなった。 私の会社へ仕事を発注してくれる取引先営業のHさんという方のお誘いである。 とはいっても接待というものではなく純粋に釣りとキャンプが好きもの同士の集まりだ。

今回出かけたのは「飛騨金山の森キャンプ場」。 名古屋から国道41号を下呂方面に向かいドライブイン飛山より明宝村方面へと車を進めていく。 その道沿いは飛騨川水系である馬瀬川より弓掛川へと変わっていく景色を楽しみながら車を走らせていくと目的のキャンプ場に入る。 また、キャンプ場を通り過ぎて弓掛川をしばらく北上していくと道は細く木々が覆い被さる奥深い谷となっていく。 が、あまり距離は長くは続かずやがては明宝村に入り長良川の支流である吉田川沿いの「せせらぎ街道」へと道がつながっている。 名古屋からは比較的近いところでもあるが、いまだ自然が色濃く残っている印象を受ける。

当日の土曜日は朝8時に現地へ到着。 今回はキャンプとはいえバンガローを利用することになっているのでテントを設営するといったことが必要ない。 見たところではあるがどうもバンガローは最近立てたようだ。 それといっては何だが時間を気にせずゆっくりと釣りを楽しむことが出来る。 そしてキャンプ場に入場できるまでの間、釣りを楽しむものの遊んでくれる魚はおいそれと現れてくれなかった。

午後になりキャンプ場にチェックインできる時間となりバンガローに荷物をおろして買い物に出かける算段をする。 しかし町まで片道30分ほど必要となるため往復と買い物で2時間ほどだろう。

遅い昼食を済ませてゆっくりしているうちに夕方の良い時間を迎え再度入渓することになる。 午前中ほどではないにしろ、私たちの相手をしてくれる魚はいるものの20cmにも満たないサイズだ。 それにしても多少なりとも不満が残ってしまう。

釣りは思うような結果が得られないものの久しぶりの釣りとキャンプで楽しいひとときを過ごすことができた。 といっていつものことではあるが、私の場合、特に渓の場合はどうも諦めが早いようだ。 これでは「釣れるもの」も「釣っていない」かもしれない。

大半が今月の末で渓流が禁漁となってしまいますが、来月も「管理釣り場のあるキャンプ場+温泉でまた行きましょうか」と話がまとまった。 が、約2名ほど嫁の説得のためのポイント稼ぎを計画しないとダメらしい。 いやはや、大変な思いをして釣りだとかキャンプに出かけているのである。

作成日:2003/09/16

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