安物買いの銭失い

釣りへ行くための準備は前日の夜に済ませておく方がほとんどだと思います。
しかし、これが禁漁期に管理釣り場へ行く場合はそこまでの準備はしないでしょう。
近いところの管理釣り場へは私の家から1時間ほどで行くことが可能ですし、それに1日中釣っていることはほとんどありません。
大体、午前中もしくは午後とか昼過ぎから3〜4時間ぐらいでしょうか。
元々は夕方の一発勝負ということもありますが。
そのようなこともあり、朝起きたときの天気や気分次第で出かけることになっちゃいます。
そのため、リールを忘れてしまったりだとか違ったラインナンバーのリールを持ってくることがあるんです。
たとえ忘れてきたとしても買ってまで急場しのぎはしないでしょう。
しかし、これが年1回とかの遠征となると買ってまでも急場しのぎすることになります。
が、遠いところへの釣行となると、道具を忘れたなどというようなミスはほとんどは発生しません。
何故かって?。ほとんどが1週間前ぐらいから準備を始めるからです。そう、行く前から釣りは始まってるんです。
これは私だけではない筈です。

話が変わりますが、私がまだルアーフィッシングがメインのころで、ちょくちょくと芦ノ湖へ釣りに行き始めた頃です。
この頃はタックルを沢山持っているわけではなく、まだ1セットのみしか持っていませんでした。
そして準備万端整えて友人ともども1泊2日の芦ノ湖釣行へと出かけるわけです。
芦ノ湖での釣り方は手漕ぎボートを借りて沖のブレイクラインを狙うことが多い。
そして、手漕ぎボートの釣りでは目的の場所へ着いたらボートが流されないようにアンカーを降ろすんですが、
こともあろうか、そのアンカーのロープにルアーフックがちょっと掛っていました。
そして見事に、私のタックルはアンカーと一緒に芦ノ湖の藻屑となって沈んでいってしまいました。
結構気に入っていたタックルだったのになあ・・・。
せっかく芦ノ湖まで来たというのに唯一のタックルを湖の神様へ献上していまい、仕方なくロッドとリールの購入のためにノザキへ。
まあ、使い物になるロッドとリールを購入するのには最低でも3万円は必要でしょうが、そこまでの余裕は持ってきているわけがない。
そして俗に言うアヤシイものを買ってしまった。
まあ我慢して使うか!と釣り始めたんですが、やはり値段は正直である。
キャストする瞬間にルアーがちょっと引っかかったんでしょうね。
バキッという音と同時にロッドが真っ二つ。
最初は何が起きたのか理解できなかった。
ちゃんとしたものならロッドが折れるまでは至らないとは思いますが、これにはさすがにヘコミましたよ。
その後は折れたロッドをテープで巻いて釣りをしましたが、ちょっとでかいトラウトが掛るともう大変。

これ以来、釣行には最低2セット持っていくことと、訳のわからないものやアヤシイものには絶対に手を出さないでいる。

作成日:2003/04/01

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