だまされないぞ [2007/09/20]

小さいころ、といっても小学生のころになりますが「うそをいってはいけません」と教えられている。 つまり「うそを言うことは悪いこと」ということになる。

ちょっと「嘘」ということを「騙す」ということにすり替えてみると(表現は良くないですが)どうなるかといいますと、「人をだましてはいけません」になりますかね。

つまり「騙す」方法も経験も少ないことと、自分が「そう」だから人も「自分」と同じだろうと思い込む。 そうなると「騙される」ということに対しての「免疫」がほとんどないといえる。

以前にも藪の中で紹介したように「(何とか)リテラシー」に対する教育だとか自己啓発を考えないといけない。 というか、このままではまずいという危機感すらおぼえるが、無い人にとってはその危機感すらわからないと感じる。

よくあるアンケートだとか調査結果とかでグラフや数字が表示されるが「そんなもん一切信用しない」。 家や会社にアンケートや調査依頼が送られてくるが、自分は「ゴミ箱行き」や「てきとー」に書いている。 それに、家へ「そのたぐいのアヤシイ電話」も架かってきたことも無い。

そのなかでも世論調査が最たるものだ。 私は世論というのは調査して判るのではなく「つくられるもの」と信じて疑わない。 まあ「世論ちょうさ」というよりは「世論そうさ」かな。

発表される統計数字は実施主の「主観」で行われることが多いと思っているからである。 そんなもん、設問を見れば何を目論んでいるか予測もつくだろう。

あと、良くあるのが「相関関係」と「因果関係」のすり替えだ。 判りやすく言えば「一方が変われば他方も変わるというのが相関関係」、「一方が原因で他方が結果というのが因果関係」だ。 一応なりとも、会社で使用される業務システム設計や開発を生業にしてきていましたからね。

単一的な調査数字から「因果関係」を導き出すことがどれくらい難しいか。 仮説-検証を繰り替えさないと本当らしきのところはいつまでも判らない。

それが「あんな簡単に出るかい!」。

作成日:2007/09/20

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