この「藪の中」芥川龍之介の短編小説だが「真相がはっきりしない」ことを表すことにも使用される言葉です。
インターネットにより色々な情報がいとも簡単に得られる現在では、ややもすると「藪の中」状態に陥ってしまう。
これからは情報をふるいにかけて有用な情報と無用な情報さらにはミスリードしかねない害のある情報を見分けていかなければならない。
実はこの「藪の中」はその昔の管理職教育の中のケーススタディで使用されたものだが、こういう時代になって必要性を痛感している状況です。
やはり真相というものを如何にして得るかということに尽きると思う。 私はインターネットの色々なサイトから得てから判断するようにしているが、特定の個人のサイトが意外と深く解説している傾向がある。
私の使用しているサイト名の紹介をいたしませんがキーワードを組み合わせて色々と検索していくしかありません。 しかしながら検索してもヒットしなかったり順位がかなり後ろということもありえます。 これも、おいしいお店を探すのと同じで本当においしいお店は路地裏に隠れていたり宣伝していなかったり口コミでしか得られないものです。
有用なサイトの検索は良いサイトのリンクをたどって行くしかないのですが、そのうちに点と点が結ばれていって線となり色々な情報の本質が見えてくるものです。
こういったことを一般的には情報リテラシーだとかメディアリテラシーと呼ばれています。 しかしながら、学校だとか会社で十分な教育がされていないのではないか?と感じるこのごろです。
作成日:2006/05/10
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