木曽地区スキー場の話題

名古屋市民休暇村 [2007/12/17]

近くにある「おんたけスキー場」に来る市民に重宝されていたが、近年のスキー離れで宿泊客も減り、昨年のロッジの稼働率が半分にまで落ち込んだ。 その結果、売却・廃止の検討を始めるようだ。 旧おんたけスキー場への支出を続けて窮地に立った大滝村は財政的にもかなり厳しいところなので痛手は大きい。

2日ほど前のゴンドラ事故と重なり大滝村の経済にダブルパンチだ。

おんたけ2240スキー場のゴンドラ事故 [2007/12/16]

15日におんたけ2240スキー場でゴンドラリフトの滑車が割れて宙吊りになる事故が発生した。

ここで気になるのは事故発生から2時間半後に閉じ込められた客から110番への通報だった。 救助は事故発生から3時間後で全員が救助されるまで11時間以上かかっている。 また、停止から3時間ほどたってから50mほど稼動させたが再度停止したようだ。

このスキー場ではないが駐車場からゲレンデまでの上下山をゴンドラを利用するところで、 下山時のゴンドラで強風が原因で1時間近く停止した経験を持っている。 寒さ、空腹、そしてトイレに苦しんだ覚えがあるが、逐一状況を報告してもらうことによってある程度は不安を解消することができる。

が、今回の対応は言語道断だ。 このスキー場の標高は日本の中でも5本の指に入るほど高い。 夜になれば身の危険をも感じる。

事故は起こさなくて当たり前。 発生を未然に防ぐようにし、発生した場合には安全かつ迅速に救助するように備えるのも当たり前。 そもそも原因追求時に滑車が割れていたら短時間に修理して運転再開することできるはずも無く、 無理やり稼動させれば2次災害発生もありえることも想定でき、その時点で乗客を救助するという意思決定するということは誰でもできることだ。

こんなことを隠しても閉じ込められた当事者がいる以上、事故対応の事実は明らかにされます。

作成日:2007/12/19

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