「かむろ岳祭事」を終えた私は、暖かい車内に感謝しつつ車を走らせます。
目的地は念願の「中尊寺」です。
歴史で学んでいるのですが、東北は今までどうしても縁がなく夢は膨らむばかりです。
着いてみると中尊寺は、小高い林として雪に覆われていました。
ちょうど女学校の修学旅行なのでしょう、きゃあきゃあと甲高い声が坂の方から聞こえてきます。
行ってみて納得です、急な坂道が凍っていました。ロープを掴んで、なんとか坂道を登ります。
ゆきに埋もれた中尊寺は、まるで墨絵の世界です。
14:47 みいちゃんの指示は、中尊寺金色堂のとなりの「経蔵」に向かえでした。
14:29 取り次ぎ
『仕えている方の存在以外、われらは何も知らない。
根元ミロクを世に出さぬよう、言われたことはそれだけ。
しかし、あの方は出られた。我らの役はもうない。
何処へでも連れて行ってください。
いつか、ミロク様はあの方と正面きって対される日が来る。あの山の上で』
水星で拾われたもの、今は大元界。
島さん質問 「金色堂は?」
取り次ぎ 『数に数えるものたちではない』
14:47 了
えてして、大物さんほど、見かけは粗末な建物にいらっしゃることが多い。
反対に金ぴかや荘厳な建物は、小物さんがよく利用するようです。
見かけを大事にする、みえっぱりの人間さんと似ていて、面白い。
『仕えている方の存在以外、われらは何も知らない。
根元ミロクを世に出さぬよう、言われたことはそれだけ。
しかし、あの方は出られた。我らの役はもうない。
「彼ら」がもっとも恐れていたのが「根元ミロクが世に出ること」だったとは。
根元様やミロク様や底津様は、端っこである人間にとってあまりにも凄すぎる神様なので、
なにか緊迫感がありません。
しかし「彼ら」にとっては、存続をかけた命懸けの「戦い」のようです。
いつか、ミロク様はあの方と正面きって対される日が来る。あの山の上で』
どうやら大将同士の対面があると言っているようです。
しかしここでもっとも大切なのは、
「対決」とか「戦う」「争う」とは言っていないことです。
根元様は来る時代を「根元時代」とし、それは「和合時代」と決められました。
必ずこの「トップ」は話し合い「和合」します。
ただ前線で戦う兵隊は、このことを知りません。
ただ終末が近いことは、感じているでしょう。
それだけに「かむなから」に対する攻撃は、激しさを増していくのですが
このことがわかるのは、2011年3月21日のこと。
皆様も知らなかったこととして、話にお付き合いしてくださいね。
さて、それでも、せっかく来たのだからと、金色堂に入り見学です。
なるほど金ぴかですが、なにも感じないし感動もしない。
中尊寺はこれで了として、駐車場に戻った私たちは土産物屋に入ります。
2階に食堂があったので「甘くてあったかいものある?」と聞いてみると
おいしいぜんざいがあるよ、とのこと。みほさんもにっこり。
昼飯抜きで走ったので、よほど島さん腹がすいていたのでしょう、
冷え性のくせに、「冷たいざるそば」なんか注文している。
こんな専門店でもない土産物屋のそばなんか、うまいわけないじゃん。
ところが島さん、最後に残った1本を食ってみろと言う。
しまった。「う、うまい」
東北は何処で食べても、そばはおいしかった。
こんなやりとりをしている内に、みほさんに通信が入ります。
チキ
「車の中の戸田と美保の雑談を知っててか」
『究極のまつりに近づくと水や火さえもなくなる。
そして最後に行き着くのは、イキのみでするまつり』
『だから口に入れる食べ物のこと、
神人を清めていくという事は、食べ物がまつりそのものになる事と等しい』
◎ 八甲田は恐山の第一回とカウントしない
「彼」や「彼ら」は「ミロクの世」をよほど阻止せんとしているようです。
それとこの機会に、「大仰しいかしこまった祭り」は、将来はもうないよと予告しています。
車中で、私とみほさんは「まつりの形骸化」について話し合っていました。
「俺、どうも仰々しいおまいりの作法が嫌なんだよね。
セレモニーを重要視するというのは、宗教の常套手段だと思うんだ」
「そうなのよ、私も苦手。だからいつも白さんに、そうじゃないと叱られてばかり」
島さんが口を挟みます。
「そうじゃあねえ、彼はあれでいいんだ」
チキちゃんのお話は、この事を指しているようですね。
チキちゃんは、「世乃元之神」とお付き合いをさせていただいても、宗教化して
お参りの仕方とか、ご挨拶の仕方とか、形式に走る危険があるよ、と言っているようです。
また、食べるものについて、注意を払いなさいとも言っていますねえ。
◎ 八甲田は恐山の第一回とカウントしない
というのは、こんなわけがあるのです。
「彼ら」の居城「恐山」対応は、3回の神業が必要と前から言われています。
ところがこの第一回の直前に、東北での「八甲田祭事」があったのですが
これは東北神業の3回の回数に、入れるなということなのです。
つまり東北は「あと2回はあるよ」という、念押しです。
「あ〜あ、やれやれ」
さあ日も暮れて寒くなってきました。
車内からガイドブックを頼りに、携帯で今晩の宿を探します。
神仕組みというのでしょうか、あっさりと予約できます。
また通信が入ります。
15:23
『姫神の八幡平、男神の岩手山』
祭りは1回、右向いて、左向いて。
土の村(八戸)自信ある。
この晩は、湯瀬という場所の「旅館六助」に泊まります。
もちろん温泉だがねえ、ものすごい、うれしいでかんわあ。
(1月9日)
翌朝東北は雲ひとつない快晴、しかし異常に寒い。
地図をみていたみほさんが、目的地は「八幡平スキー場」と定めます。
行ってみると「祭り」をする場所がありません。
かむなからの祭りはローソクを灯し、水やお酒などお供えをしますので
スキー客でごった返すゲレンデなんかでは出来ません。
少し車を登らせると、林業センターの保養所があり
その裏側にある道路が雪で閉鎖されているので、だれも近づいてくる気配はありません。
よし、決定。
1月21日 9:40(安代林業センター入り口の通行止めの雪の中)
10:03
『久しぶりに龍体神を相手にまつりをする。気分はいかがですか。
八百幡神様が迎えにこられたら、(もうそろそろですね)
姫もそろそろ移動始めます。』
10:10
『田子乃姫神ア様がお供を連れて、そろそろお帰りになる。
あの方(ミロク様)がチダマに降りられた事、皆も周知の通りでありますが、
根直神界はそれに際して、10本の根直柱を立てられます。
その準備が終わられたのです。
お手伝いをし、われわれも一段落。
八百幡神様のお迎えを待って、皆それぞれ、新しい場所に出向いていきます。
男神の憂鬱は、池のまつりをしてさし上げたほうが、早道かもしれません。
近く、山の直ぐ側に池があって
私たちは、私たち姫神は根直神線にのって、表の綺麗な働きのみさせていただきましたが
男神の憂鬱は、その対極にある根直神線の仕組みを知っていたから、
苦しみもそれに値する程、深くて大きなものだったと思います。
北海道はほぼ終わって、根直神線の仕組みも終わりに近づきました。
あとは宜しく。』
あさぎ姫之大神
『うだよしこちゃんに宜しく』『これから頑張って』
よしこのかんむり 大熊座 7つ星がでた
チキ 上義姫様のご帰還を確認
島さんの手帳の写しを載せてありますが、わからなくて結構です。私もわからないのですから。
それより、この時私は「まつり」などそっちのけだったのです。
なにか気になって、ひょいと見上げて見ますと、雲ひとつなかった紺碧の空に
円盤状の薄っぺらな雲が、左の方から流れてきます。
ついには大要を隠しますが。その雲の端から「明るい太陽光」が漏れてきています。
鮮やかな「へり」が、どんどん虹色になっていきます。
まるで「へり」がプリズムのような輝きを始めます。
魚のひらめのヒレのようです。
そのヒレが、さわさわとうごめき、虹を発光しているような様を想像していただけるでしょうか。
生まれて初めて見る光景です。
左隣に座っている島さんの腹を突付いて、上を見ろと指図します。
島さん、ぽかんと口を開けました。そして深いため息です。声も出ません。
まつりにおいでになったのは「あさぎ姫」様という女神様です。
龍体神は、このように時と場所によりお姿を変えて、人間にそのお姿を見せてくださいます。
それにしてもこの時のお姿は、一生忘れることが出来ないでしょう。
今でも目を閉じれば、はっきりと見えます。
現場神業は数え切れないくらい経験しましたが、この時に勝る映像はありません。
11:45 出発
この辺で「山」と言ったら「岩手山」だろうと車を走らせます。
私が運転するエスクードは、完全四輪駆動ですから、なんぼでも雪道を登っていきます。
もうこれ以上登っても池は見つからんぞ、諦めかけたとき、左端の側溝だろうという場所に
車をスタックさせたステーションワゴンを見つけます。
一生懸命、若いアベックさんが、タイヤを覗き込んでいます。
あ〜あ、ありゃあ無理だなと呟きながら通り過ぎたのですが
これ以上上に行くなというシグナルだと思い、車をユーターンさせます。
彼はスタットレスタイヤを履いていましたが、慎重な性格なんでしょう
チェーンまで用意していました。雪を知らない浜松の学生さん、えらいぞ。
しかしその身分で彼女とお泊り旅行だなんて、コノヤロウ。
このチェーンを利用して「牽引」、脱出させてふもとまで送り届けます。
「みほちゃん、時間食っちゃった。どうしようか」
「かみさん、褒めてたよ。用事は今の作業で終わったよ」
13:30 通信
『(根直男神が)
第2源流を、ここまでおいやった。
まず、潰すこと。
根直男神の憂鬱。
根直女神は、髪の毛一本で姫神をつなぐ。
女女(めめ)の罪を、第2源流はかかえ
そのタテカエを、根直男神が駆逐ギリギリに行う
男神の憂鬱 ニヒルのかなしい笑い』
私は神業では臨場感を楽しみたいので、まったくメモを取らないのですが
この時ばかりは休憩中に書き写し、旅館で毎晩ビールを飲みながら何度も何度も読み返していました。
男神の憂鬱 ニヒルのかなしい笑い
英語は得意だが、日本語がまったくダメなみいちゃんが、こんなセリフ書けるわけがない。
私には見える、背中ですべてを語る根直男神が。
あれえ、どっかで見た光景だぞ。高倉健さんだ。
女ども、これがほんまもんの男だぞ。
第2源流を、ここまでおいやった。
まず、潰すこと。
女のご機嫌ばっかり取りやがって、最近の男のだらしなさはどうだ。
一見むごいことのようだが、落ちるとこまで落ちないとわからないのが女。
根直男神様の覚悟がにじみでますよねえ。
根直男神の憂鬱。
あかん、涙でにじんで、画面が見られへんわ。
根直女神は、髪の毛一本で姫神をつなぐ。
女女(めめ)の罪を、第2源流はかかえ
そのタテカエを、根直男神が駆逐ギリギリに行う
いったい姫神、女はなにをやったというのか?
どうしようもないほどの重さの罪を、根直男神は最後まで見守り、見捨てない。
そのタテカエを、根直男神が駆逐ギリギリに行う
かっこいい、かっこ良過ぎるでぇ。
女々しい私には絶対出来んわ。
男神の憂鬱 ニヒルのかなしい笑い
私には見える。
傘を差して雨の中、暗闇の橋の上をゆっくりゆっくり歩んでいく根直男神。
背中で唄っている、「男神の憂鬱 ニヒルのかなしい笑い」
やい、女ども、軟弱な男ども、この男の背中がわかるか?
私は知らない。
こんなにも短くて、こんなにも深い「文章」を。
願わくば、死ぬまでに一度でいいから、書いてみたい。
<第2源流>
第2源流を、ここまでおいやった。
まず、潰すこと。
女女(めめ)の罪を、第2源流はかかえ
根元さまは「人間」を「究極の完成品」とすべく、想念上で「人間」を作られた。
ここをとらえれば、「神は人間を創造した」ということになりますね。
この事実を取り込んだのが、旧約聖書です。
しかしこの「想念上の人間」を、肉体という物質である「ほんまもんの人間」として
つくられたのは、「世乃元之神」です。
宇宙を作り、星を作り、超新星として爆発させ、92の自然元素を宇宙に放出させ
水の惑星として地球を完成し、単細胞の生命を誕生させ、進化の果てに人間創生に成功したのは
「地系の龍体神」とされています。
そのことが、「地系優遇」 「天系冷遇」として、神界戦争が勃発したと解説したのが、
田村氏の「根元神曲」であるkとは、もうご理解いただけますよね。
どなたが「人間創生に成功したのは地系の神」と認定されたのかは聞いておりませんが
私はここで龍体神は大きな間違いを犯したと思っています。
単細胞、魚類、爬虫類、両生類、カンガルーのような有袋類、牛や馬、猿
どれひとつ欠けても、人類にたどりつけないのです。
最後の最後に、確かに「地系の神」の「大地の将軍之大神」様が人間創生に成功されたのですが
それは数多くの龍体神様のご努力の果ての成功であって、一神だけの手柄ではなかったのです。
一方見方を変えれば、こんなにも人間創生の手柄を自慢するのは、いかに人間創生が
根元様の強い願いであったかを、想像させてくれます。
しかし、この手柄という「自慢ごころ」につけこんだのが「彼ら」だったのです。
恐るべしは「彼ら」ですね。
さて、根元様が熱望された「人間」を作り上げていくため、根元さまは
「人祖の神」を着想されます。
想念上で「人間」という「想像図」を描いたというわけですね。
この「想像図」を具現するために、まず最初に「2分割」をさせます。
「第一源流神」「第二源流神」が誕生します。
「第一源流」は「男」となり「第二源流」は「女」」となりました。
次に、「第一源流」から「2神」、「第二源流」から「2神」選んで
「第三源流」創生に成功します。
ここでも「絶対は「1と2」で完結する」という不文律が適用されることを知ってください。
自動的に「3」は生まれてこないという、分割の限界性が「困難」を生みます。
「3」を作るのには、特別な手法を必要とします。
このことについては、まだどこかでお話する機会があるでしょう。
この「三つの源流」から「家祖神」が多数発生したようです。
それから「人間」という末端に細分化していくのですから、凄いですよね。
ここで、本当の意味での「進化」が理解できます。
根元→人祖→源流→家祖→人間
これは物質ではない、霊質の「ひな型」であることを認識してください。
「女女の原罪」は、この「源流」の時代以降で起こったことが予想されますよね。
根直女神は、髪の毛一本で姫神をつなぐ。
女女(めめ)の罪を、第2源流はかかえ
この部分がそれを示しています。
いったい「女」はなにをしたのか?
古事記にその一端が見られます。
「できそこない」として「ヒル子」とその次の子を流してしまいましたね。
そのうえ、醜い姿を見られた時、「人間を食い殺してやる」と怒りまくります。
「ヒステリー」これは充分に罪なのかもしれません。
今、ぎくりとした人、いませんかあ。
もう一度心して読み直して、終わりにしましょう。
『(根直男神が)
第2源流を、ここまでおいやった。
まず、潰すこと。
根直男神の憂鬱。
根直女神は、髪の毛一本で姫神をつなぐ。
女女(めめ)の罪を、第2源流はかかえ
そのタテカエを、根直男神が駆逐ギリギリに行う
男神の憂鬱 ニヒルのかなしい笑い』
<大野村>
次の目的地に向かいます。
はっきりとした通信はないのですが、地図を見ていたみほさんが、
この大野村に行ってみたいと言い出しました。
なんか嫌な予感がします。
現場神業中は私にも「霊感」「神感」が備わっているような気がします。
私にたくさんの神様がのっかっているようです。
大野村はひとっこひとり見当たらなくて
もし霊界があるのなら、こんな感じなのかなあと思わせるほど
生きている人がいる感じがありません。
お墓がやけに目立ちます。
怖いもの知らずの私は、お墓の中に侵入します。
結界が構築されていました。
お墓を見て思い出しました。
テレビで報道されていた、隠れキリシタンのお墓です。
裏からお墓を見ると、十字架になっています。
いったいこの大野村、中屋敷という所は何なんだ?
一目散に逃げます。
神様はここでなにをしたのだろう。
知らなくていいことは教えてくれず、かってにやってしまうから、神さんも高等戦術を使うわ。
海岸線沿いに走ったために、八戸市内で道に迷い、八戸駅にたどり着けない。
ここでも、ガソリンスタンドで聞いて、橋を渡らなければならないと知ります。
もう当たりは真っ暗です。
八戸駅は、これが特急が止まる駅かと思うほど、寂れた駅舎でした。
今夜だけは、温泉が取れず、駅前のビジネスホテルです。
ホテル一番町(八戸駅前)
駅前から離れられないのは、夜遅く、若槻さんと言う若い女の子が参加するからです。
若槻さんは最近かむ名からに参加した女性で、老人看護の仕事をしています。
後でわかることなのですが、彼女のお腹の中には恐山の「彼ら」が入り込んでいて
今回の神業を偵察するために、無理やり参加を希望してきたのです。
ここで大切なことをお話させていただきます。
「彼ら」は神業では大いなる攻撃をしてきますが、本心は元帰りを望んでいます。
自分の出所である「ふるさと」に戻りたいのです。
「悔し残念」「怨念」のままでいることが、どれほど辛いものであるのか
よく知っている「彼ら」こそ、救いを「かむなから」に求めています。
この「彼ら」の相反する気持ちを理解してあげなくては「かむなから神業」は
根元様の「和合命令」に背き、戦争のやり直しになってしまいます。
一度徹底的に戦い、その上で真の和合に至る。
これが「根元神規」なのです。
この点をご理解のうえ「かむなから」とお付き合いください。
さて、駅前の食堂で「玉子どんぶり」などの簡単な食事を済ませ、岩月さんを待ちます。
なにしろ「かむなから」は自己持ち出しの現場神業ですから、お金は使えません。
(1月10日)
快晴 雪がまぶしい
今日の予定は、神様から「古墳か遺跡」を探しなさいと言われているので
ともかく行ってみようと、車を走らせます。
八戸の北方には「まさかり」のような形をした下北半島があります。
地図を見ていたみいさんが、その付け根あたりに「椿神社」を見つけます。
神のご指定は「まず椿神社」でした。
ところが行ってみると、自衛隊の人に止められました。
「不発弾処理のため、ここから先は入れません」
「みいちゃん、どうしよう」
『椿神社を見る形のところでいいから、行きなさい』
それらしき所まで戻ってみると、「白鳥飛来地」という看板があります。
入り込んでみると、そこは海岸でした。
浜辺の先にちっちゃな島があり、橋がかかっています。
海岸には幼稚園児が一杯いて、白鳥に餌をやって遊んでいます。
私と若槻さんは餌を買い、浜辺に行ってみます。
その入り口では、一人の男の子の園児が、ぎゃあぎゃあ泣き喚いています。
保母さんがしゃがんで園児を説得しています。
「ほら、とりさんかわいいでしょ」
あのね、保母さん。
どうしても鳥が怖いひとは、大人だっていっぱいいるんだよ。
うちの奥さんなんか、声も出せないくらい震えているよ
人間のDNAの中には、虫だった頃の記憶が残っている人がいて
鳥は最大の脅威なんだよ。
あんたは忘れちゃっているからかわいいんだろうけどそれはあんただけだっちゅうの」
と言いたかったけど、東北まで来て揉め事も、なんだから、出来なかった。
いまでも思い出すと、なんで彼を弁護してやらなかったかと、悔やまれます。
まず最初は、海岸の浜辺で、正面に小島を見てのまつりとなりました。
11:30 開始
11:35
『起花姫(たちばなひめ) 道の管理 誰も渡らせないよう』
皆が渡ったら道がなくなって帰れなくなった。やがて又渡れるようになった時
道を渡れるように管理する「道の管理」が起花姫(たちばなひめ)のお役
11:43 了
次に橋を渡って、まだ誰も足をつけていない「新雪」の中でビニールシートをひきます。
14:15 取り次ぎ
『後ろからで失礼する。あの山を死海にとらえよ。
人と神が、 初めて、 手を取り、
ひとつの目的を同時に達成する、その時がもうじき来る。
生宮の先陣、神々の先陣、先ずは』 大地彦之大神
ここでみいさんに変調が現れ、車に戻ります。
ぶっ倒れたままで美穂さん、八甲田へ行けという。
軍隊が大量の遭難死者を出した、あの有名な「八甲田山」です。
おりしも、今年最大の寒波が襲来しているこんな時に、八甲田かよう。
冗談じゃあねえ、と拒否はしてみたが、島さん
「行くしかないだろ。」
待ってくれよ、運転するのは私だ。雪に埋もれて車が動かなくなったらどうするんだ?
ぶつぶつ文句を言いつつ山道をぐんぐん登ります。
ところがメーン道路には大して雪がない。
実はこの道路は冬でも営業している有名な温泉へ行く道路で、除雪車が一時間毎に除雪してくれる。
夏や紅葉の秋には大賑わいになるであろう、大きなお土産屋兼休憩所の
その駐車場に、除雪した雪の捨て場所として山のように積み上げられています。
<八甲田祭事>
北に向かえというから調べると、その巨大な雪の岸壁に向かって、祭をやるということになった。
ところがみほさん、ぶっ倒れたままだ。
若槻さんと両脇から抱えて、シートまで運ぶ。
みいさんを、寝っころがせたまま、とりあえず祭り開始です。
15:00 自動書記
『やつらは太陽を間違えた。
やかしの太陽、その虜になった。
たい虚空の世界で人は酔いしれた。
軸の一本足りない世界で、人はまやかしの創造主を仰ぎ囲み、多くの人を引き込んだ。
祭場で入り込んだのが、その足りない座標軸、
これをこれを本物以上にそのものになり、今まで代行してきたのが、あれ、山。
これを抜かれると、すべては闇に返ってしまう。
人類の大変でもっていかれるのは、そいつと生死を共にするために生まれてきたものたち。
最後の癒し。
自在時代の本当の終わり。
これを読ませてもらった私は、震え上がりました。
現代の人類が迷い込んだ「迷妄」。
うその創造主とは誰のことだ。
今まで神と言えど、ここまで歯に絹せぬ発言は初めてです。
人類の大変」は必ずあると、宣言してしまった。
やつらは太陽を間違えた。
まやかしの太陽、その虜になった。
平たい虚空の世界で人は酔いしれた。
ここの取次ぎは、結局「南米チチカカ湖」月の島祭事により、解決することになりますが、
当時はそんなことは知る由もありません。
偽りの宗教、世界にあまたいる偽りの皇族、王様支配
偽りの民主主義、偽りの文明、偽りの科学。
すべては「彼ら」が裏で操っていたことを白日の下に晒した。
偽りの科学」、それの最たるものが「元素以前」に手をつけたことだ。
「素粒子」の世界は、禁断の世界だ。
へびにそそのかされたアダムとイブのように、
「彼ら」にそそのかされてしまった科学者がいたのである。
人間は、原子爆弾、原子力発電という、許されない領域に手をつけてしまった。
以前から「かむなからの神」は、警告されていた。
だが、現代文明に酔いしれている人間は、聞こうともしなかった。
私は今これを20011年4月23日に書いています。
2011年3月11日、マグニチュード9.0の巨大地震が東北を襲いました。
恐ろしくて、恐ろしくて、東北神業なんかやらなきゃよかったと後悔しています。
東北神業により、この地で「型」が出るとは。
何万人の人が犠牲になり、何百万人のひとが原発事故の被害者になってしまった。
最後の癒し。
自在時代の本当の終わり。
頭がクラクラしてきたので、このことは考えないようにしよっと。
15:30 チキ
『これから南からぞくぞくと、神々が参集する。ここ八甲田に。
(祭場を組んだ時、龍体神がいっぱいいた。
祭場の組み方を間違えたかと思って確認すると、そのままで良いと言われた。)
ミロクの陣場がそこ(八甲田)になる。
その時が来たら、その都度その都度、指示を与える。
神が動く。
(今までは、同じ時間のスケールで、同じ場所意で、
双方が一緒に何かするって事がなかったが、今回は総力戦だから
いつもとは総てが違う・・・そういう話を大地彦様がしてくれた)
なんということだ。決戦の予告だ。
まるで歴史の戦記を読んでいるような気分になるが、くそ寒い雪の中。
祭場の組み方を間違えたかと思って確認すると、そのままで良いと言われた。)
この時、北に向かった私たちの背後に、龍体神様が集結していたことを話しています。
人間が神の前にでる。
一見凄く晴れがましいことのようであるが、私は簡単には騙されんぞ。
かみさん、あなた方は人間に最前線で戦ってくれと言っているのですね。
たった10人ぽっちの部隊で、戦えというのか?
それほど人間という「物資の塊」は、「霊質」に対抗できるのか・
ふ〜ん、人間て結構力あるじゃん。
祭場の北側の先には「恐山」ありました。
それに対峙して、世乃元之神は「八甲田山」に陣場を築いたのです。
最後の決戦の火蓋が切られるまで、あと2年です。
(三内丸山縄文遺跡)
もうへなへなになりながらも、車は先を急ぎます。
なんとかまだ日のあるうちに、三内丸山に着きたいと思いました。
右手に海を眺めながら、青森市を目指します。
残念ながら相当暗くなってきましたが、あの有名な巨木で出来たモニュメントは
しっかりと目に焼き付けるkとが出来ました。
古代ムラを復元した「住居」は、明かりが点々と灯され、幻想的な光景が
何かしらの郷愁を呼び、それはそれは素敵な宵闇でした。
一軒の古代住居の中に入ります。
16:10 チキ
「その節は逃がしてくれて、ありがとう」
「私は船で渡りました。ここには花もなにも無かったかけれど、
米を焼いたものを食べました。そのことを覚えています。
とてもおいしかったです。
私はここに来て、初めて光の方丈を見ました。
西の空にも、東の空にも、北の空にも、南の空にも、太い柱が立つのを見ました。
それは2度と見ることはありませんでした。
あとはわかりません。
私は純血ではないのですね?と聞いたことを覚えています。
なぜなら私の顔とあなた達(三内丸山の人達)とは、とても違っていた。
あなたたちは、何も答えずに、空にあった7つ星みて、大丈夫と言いました。
夏のことでした。
取り次ぎ 『神様は丸いものがお好きだという事、決して角のあるものを作られはしなかった。
そんな話をあなたはしましたね。
チキ 「はい」
取り次ぎ 『まっすぐな線と角が生まれれて、この国は悲しい事になりました。』
(キャっシー中島に似ている、三内丸山の女の人)
島さん 「さっきの八甲田山のことについて?」
答え 『日之大神には何ら関係のない事。あの方を汚せるものはありません。』
16:44 取り次ぎ
『人間が神様と相談したことは、ただひとつ。
ひるぎ、たるぎとつきまについて、全てのものごとの、別の言い方は、緩み』
16時58分、冬の東北は日が落ちるのが早い。
出発→R7弘前へ→事故につきUターン→三内丸山前を通過→東北道青森IC→黒石→三浦や温泉
「温湯温泉」泊まり
島さんの手帳によると「温湯」とありますが、「ぬるゆおんせん」のことです。
ほんとにぬるいお湯で、いつまで漬かっていても一向にあたたまりません。(笑)
ここでの取り次ぎは、縄文時代には高度な文明があり、
最後の「神祭の姫」を抹殺せんとする「彼ら」は、チキちゃんに迫っていたことを知らせてくれます。
それにしても、改めて縄文時代の再検証が望まれます。
携帯で娘に電話お入れます。
長女の陽子は、弘前大学の一年生で、寮に入っています。
愛知県から女の子を、ひとりでそんなに遠くに行かせと、驚かれましたが
小さい頃神様が見えていた彼女のこと、「かむなからの神」が使ってんだろうと
なんの不安もありませんでした。
案の定、今になって津軽にいなければならない理由が出てきました。
さあ、明日は久しぶりに、娘に会えます。
|