<お金の問題>

まずこれが一番気がかりな問題ですね。

私は現在63歳、年金の前倒し受給をしていますから、障害年金は受けられません。
国民年金中心ですから、月に7万円しかありません。
後4年間、月々8万円の住宅ローンが残っておりますから、
1日4時間のシニアアルバイトで7万円稼ぎ、なんとかやりくりしておりました。
かわいそうな奥さんは55歳になって働き出し、月に15万円稼いでくれています。
ですから、二人合わせて29万円、他にもローンがありますから、まさにぎりぎりの生活をしていました。
透析により、アルバイトは出来ない、入院費、治療代が出る、一体どうしたらいいのだろう?、

まったくの「杞憂」でした。
最初の入院費「15万6千円」は確かに自力で払いましたが、
これとて高額医療費の補助で、7万6千年は戻ってきます。
重要な話はこれからですよ。

透析が開始されると、先生から「健康保険特定疾病療養受療証」発行の為の書類がでます。
さあ、これからが家族が走り回る番ですよ。
この書類を持って、会社の健康保険組合もしくは、国民健康保険課に走ってください。
発行までに結構時間が、かかりますから、急いでください。
これが届きますと「透析にかかわる医療費」の自己負担が「ゼロ」になるんです。
ただ、ただ、なんですよ
とにかく急いでください。

私の場合でも3週間かかり、即ち退院時の請求額が20万円ありました。
でも払ってはいけません、。会計に説明すると、支払いを遅らせる許可が出まして、かなり待ってくれます。

次に家族がやらなくてないけないことは。
クレアチンの数値が、7.0 を越すと「3級」、8.0 を越すと「1級」の障害者認定書が出ます。
これも先生が書いてくれますので、これは役所に持ち込みます。
そこで「障害者手帳」の申請をしますが、これもかなり地間がかkります。急いでください。

「障害者手帳」が郵送で届いたら、再び役所に飛んでください。
「障害者医療費受給者証」を発行してもらえば
目医者、歯医者、皮膚科、整形外科など、保険が適用される医療費は、すべて「ただ」になります。無料です。


私の日進市では、月3千円年3万6千円の手当てが支給されます。

年に48枚のタクシー料金助成利用権がでます。
障害者手著を見せますと、料金の90%に値引きしてくれ、1回につき820円が利用できます。
ほとんどの交通機関が、介添え者共、半額になります。

酒もタバコもやめました。仕事場のお付き合いもありませんから、喫茶店も、飲み会もありません。
つまりお金を使うところがないのです。
かくして我が家は透析後、貯金が増え続けております。
だらだら医療費を払い続けるよりは、いっそのこと透析になってしまった方が、いいのです。

これでお金の問題は、解決しましたね。

それにしても、色々な手続きはかなりわかりにくいので、役所の福祉課を訪ねるのが一番良いと思います。
親切に対応してくれ、わかるまで説明してくれますから、大いに利用しましょう。

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