透析患者の小さな幸せ
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<透析を宣告された患者さんとそのご家族の皆様へ> 《 私の透析に関わって下さったお医者様、看護士の皆様に、心より深く感謝いたします ≫ |
私の名前は「とだしんや」と申します。 医学の素人である私のような者が、こんなものを書いても良いのだろうかと、悩みました。 しかしながら、患者は素人ゆえに、こんなことを考えていたのですよ、ということを 専門家である医療関係者の方に、知っていただくのも良いかもしれないと、思い切りました。 まだ、透析を開始して3ヶ月の、透析初心者です。 怖かったです、悩みました、人生終わりだと絶望もしました。 しかし、実際に「透析生活」を体験してみると、新しい人生が始まったと、感謝する毎日となっています。 なぜ、あんなに透析を怖がったのだろうか? それは、情報不足に尽きるのですね。 「あなたは透析する以外には、生きられませんよ」という恐ろしい宣告を聞いた時の、ショックは辛いものでした。 1週間に3日間は透析センターで、4時間寝たままでの透析治療を受けなければなりません。 当然、仕事も出来ませんし、入院費の工面しなくちゃあなりません。 なにやら食事療法もめんどくさそうだし、もう私は終わった。 でも生きていかなくちゃあならない、死にたくはない。 何よりも、家族がショックを受けていました。 家族全員が暗い顔をして、ため息を付いていましたねえ。 でも、まったく要らぬ心配をしていたのです。 今の日本の医療制度は「透析患者」に、甘すぎると思うほど、手厚い補助をしてくれます。 何よりも、透析センターのお医者さんも、看護士さんも、介助補助の皆さんも、物凄く優しいのです。 必ず、あなたも感謝の気持ちでいっぱいになる日が来ると、断言できます。 では、透析というのは何が起こるのか、体験談としてひとつひとつ説明していきますね。 きっと最後には、積極的に「先生、透析お願いします」と言って下さると信じます。 |
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