アンコール・ワット寺院


                  アンコール・ワット
 12世紀前半に建築されたヒンドゥー教寺院で南北1300m東西1500mの堀で囲まれた敷地内に5つの祠堂を中心に美しい姿を見せている。第1回廊には美しいレリーフで飾られている。主な見どころは
■天国と地獄
 第1回廊南面東側。上段に天国、下段に地獄、中段にエンマ大王 の裁定を求める人々が描かれ、特に地獄の責め苦の生々しさに驚かされる。
■乳海攪拌
  神々と阿修羅が不老不死の妙薬を手に入れるために海を1000年 以上かき回し続けたという、ヒンドゥー教の天地創造の物語だ。
■ヴィシュヌ神像
 8本の腕を持つヴィシュヌ神像。大洋を神格化した神で、温和な性格が特徴です。ここでは現在、土着神として土地の人々に信仰されている。
■マナーバーラタ
 インド古代の叙事詩として有名な「マハーバーラタ」が描かれ、迫力ある戦闘シーンが見事だ。
■中央塔
  世界の中心と考えられていた場所で、下の祠堂にはヴィシュヌ神と王が合体したというヴィシュヌ・ラ ージャ神王像が祭られている。
■ 連子窓
  熱帯の強烈な日差しをさえぎるために、窓に格子を並べた連子窓。 デザイン的な美しさが目を引く。
■ 十字回廊の墨書
 17世紀に父の菩提を弔うために寺院を訪れた日本人、森本右近太夫が残した墨書が十字回廊に残されてる。


環濠よりアンコール・ワットを
望む
堀の手前より西塔門まで
250m
結婚式を終えた花嫁・花婿も
記念に
西塔門より第1回廊まで
350m
途中に聖池が左右にある 第1回廊のレリーフ前


西面南側には、インド古典叙情詩「マハーバーラタ」の戦闘場面が描かれている 


南面西側には、スルーヤヴァルマン2世の行軍と出陣前の占い等が描かれている


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