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| 『WINDMILLS OF THE GODS』SIDNEY SHELDON
この物語は、冷戦期を舞台背景としている。 アメリカのカンザスに在住の主人公メアリー・アシュレイは、大学で政治学の教鞭を取る女性である。彼女は、2児の母でもあり、夫のエドワードと4人で幸せな生活を送っていた。 ときの合衆国大統領ポール・エリソンは、ピープル・トゥ・ピープルプログラム(people-to-people program)を唱え、共産圏の国々との交路を開こうとする。彼の要請により、彼女は、ルーマニアの大使に任命されることになる。彼女の祖父はルーマニア人であったことと、彼女がルーマニア政治についての権威であったためである。 その流れに反対する、謎の地下組織「自由の愛国士(Patriots for Freedom)」は、自分たちの利益に反する邪魔者たちを消すために、世界的暗殺者エンジェル(Angel)を雇う。当然のことながら、メアリーもエンジェルのターゲットに……。 [感想] 私が読んでいて特に面白いと感じた部分は、二つあった。一つは、大使になったばかりのメアリーが、慣れない作法にとまどい、失敗を繰り返す場面だ。自分自身が新人の大使になったような気分で読み進めていくことができる。もう一つは、メアリーの巧みな外交術が描かれている場面だ。胸がすくような外交術を用いて、メアリーは難問を解決していく。 本書の難点として、中盤の話が長く、後半のクライマックス部分が駆け足で終わってしまうことだ。 また、個人的な話、知らない単語が多くて辞書を引き引き、読み通した。本書は、私にとって、語彙レベルが高すぎたようだ。正直、読了するのは、しんどかった。 | |||||||