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二村山だより63  2022年7月
  境川でオオキンケイギク駆除

                            二村山豊かな里山づくりの会 会長 
  二村山だよりに境川が出てきて「あれ」と思う方がおいでのことと思います。当 会が活動の対象としている二村山は里山の雑木林であり、一方の境川は里山の草 地で、ともに人の活動により維持されてきた生態系です。

 二村山がいつまでもコバノミツバツツジやニオイタチツボスミレが咲いてくれる よう願うのと同じように、境川堤防の草地に咲くカワラナデシコやツリガネニン ジンなどの減少もくい止めたいと思います。現在この草地は河川を管理している 県が年1回草を刈ることで維持されていますが、大きな脅威は外来種オオキンケ イギクの増殖です。オオキンケイギクは繁殖力が強く、野外にあるのを放置する と日本に昔からある植物(在来種)を駆逐してしまうため、法律で「特定外来生 物」に指定され、栽培や運搬、販売、野外に放つことなどが原則禁止されていま す。

 当会では市内に残る里山の草地植生を守るため、オオキンケイギクの駆除活動を 行いました。オオキンケイギクは多年草のため、鎌や草刈機で刈り取るだけでは 根が残ってしまい駆除できません。移植ごて、根掘りなどを使って根から除去す る必要があります。既に大きな株となっているものには太い根が地中にあり掘り 取るのはなかなか大変です。

 花が咲いている株を抜き取っているとその周りには小さな株が多数あり、根絶さ せようとそのひとつひとつを採っているとなかなか進みません。最後はとにかく 種子をばらまかれないよう花が咲いている株だけは除去しよう、というところに おさまります。県の自然環境課の方から「まずは狭い範囲を根絶させることを目 標にした方がいいですよ。」とのアドバイスをいただきましたが、咲いているオ オキンケイギクを見るとなかなか割り切れず悩ましいところです。  今年は5月9日(月)と29日(日)の2回駆除を行い、駆除したオオキンケイギク はあわせて45リットルのゴミ袋104袋になりました。これは当会会員だけでなく 、多くの方々にご参加いただき作業を行った成果です。しかしながら根絶にはま だまだ至らず、来年も続けたいと思っています。多くの方々のご参加をお待ちし ています。