Parker 180 Lady

Parker 180 Lady

(1979年〜1985年)

       

 今回紹介する万年筆は、先に紹介した「Parker 180」のLadies仕様である。この万年筆は、1本で太さの違う書き方ができる特異なNibを持っているのである。詳しくは「Parker 180」をクリックして観てほしい。現在、私は「Parker 180」を5種類ほど所有している。これらのデザインは「Parker 75」
で開発されたものが導入されたもので、多種にわたっている。
 今回の万年筆は「Parker 45 Lady」と同じように、キャップにはクリップが付けられていないスタイルである。上の写真に観られるように、クリップレスのFP、BPセットである。Tassie(天冠)は、通常の
「Parker 180」と同じものが取り付けられている。デザイン的に異なるのは装飾性の高いキャップリングの導入である。本体の材質アルミニュームを使用し軽量に仕上げられている。本体の表面は刷毛仕上げで、滑りにくいように配慮されている。
 

 今回、入手できたのは、ケースに入ったデッドストック品であり、販売時点での状態であると思われる。この「Parker 180 Lady」はクリップレスであることから、通常はペンケースが必要になる。だから、このセットにはペンケースも同時に販売されていたのではないかと思われる。
 この万年筆の仕様は、これまで販売されていた「Parker 180」と全く同じで、インクフィラーはカートリッジとコンバーターの両用方式である。