ソネット モノクローム CT

2006年6月〜発売

 
       
       
「現代感覚のバレル」 「Gift Boxの内容」 「華やかなデザイン」

 「Parker 75」の後継として生まれた「 SONNET」 のパーカーペンの中での存在はセカンドラインである。しかし、パーカーペン愛用者の大多数は「SONNET」を愛用している。1993年に発売されて以来、2003年に マイナーチェンジして、
10mm近い幅広のキャップバンド デザインに変身した。 このデザインは、やや懐古的なデザインであり、軽快さに欠けた感じであった。しかし、長年築き上げてきた塗装技術を生かし、また、様々な部材の導入をして、多くの種類の万年筆が販売されるようになった。
 光沢のあるラッカー仕上げ、金属メッキ仕上げ、銀製、ステンレス製などや、部分的に金メッキの装飾をした製品が用意された。(Parker Sonnet を参照下さい) 
 この後2005年には「 Cannel Chrome」の発売があり、この「 Cannel Chrome」のキャップとバレルに彫刻をして製品化されたのが、今回紹介する「 SONNET Monochrome CT」である。
 
「精密なドッド彫刻」 「斬新なNibデザイン」 「ゴージャスな筆記具」

 シルバーカラーをベースに、極単純なデザインの彫刻加えてモダンなイメージを演出している。この彫刻のドット模様が幾何学的に配置されたことにより、光の当たり方で様々な装いを発揮するように工夫されたのである。見る角度によって表情を変えるフィニッシュは、これまでにないゴージャスなイメージを醸し出してくれる。
 
先にも述べたが、この「SONNET Monochrome  CT」は、2005年に発売され、人気のあった「 Cannel Chrome」の改良機種と言える。価格も同じであり、仕様もほとんど同じである。「 Cannel Chrome」はストレートラインの彫刻だけで、実際、手にして使ってみると、滑りやすく使い勝手が今一つ危なかしげであった。それに比べ て、今回紹介している「SONNET Monochrome  CT」の方は 直線の途中にドッドが付けられており、一連の模様をなしている。このドットが直線ラインだけの前者よりも滑り摩擦があり、筆記するのにも安定感がある。
 
「SONNET Monochrome  CT」万年筆の主な仕様は、以下のとおりである。ローラーボールも市販されているようだが、まだお目にかかっていない。
 
主軸、キャップ   ブラス(真鍮)のクロムメッキ仕上げ
クリップ ステンレススチールニッケルパラジウムコーティング
ペン先材質 ステンレススチールクローム仕上げ
ペン先サイズ 「F」と「M」が用意されている
インクフォロー カートリッジ、コンバーター両用
大きさ 長さ:144mm、軸径:9mm
  重さ:28g 
定価 13,650円(税込み)
(ローラーボールの定価) 10,500円(税込み)

手元に置きたい逸品」