７（３）ａ．quotaのインストール、記録ファイルの作成が終了したら、ユーザが利用できるディレクトリの容量を設定する。
下記の例では、seito01というユーザーが使えるホームディレクトリの容量を最大で１０Ｍバイトに制限する場合である。ただし、ユーザーのseito01は、すでに、ユーザーとして登録されているものとする（ユーザーの登録方法は、７（１）ａ．ユーザーの登録、削除（ひとりずつ）を参照）。
設定
- Linuxサーバーにrootでログイン（ログイン方法）
- edquotaの実行（viエディタが開き、/homeのaquota.usrファイルが編集できる。直接、aquota.usrファイルをviエディタで開いて編集は出来ない。）
[root@******* root]# /usr/sbin/edquota -u seito01
- 例．未設定のseito01の設定ファイル
（ユーザseito01の使用ブロック数とソフト、ハードリミットおよびｉノード数とソフト、ハードリミット）
Disk quotas for user seito01 (uid 541): Filesystem blocks soft hard inodes soft hard /dev/hda3 48 0 0 11 0 0
- 容量を制限するために、使用ブロック数の後のソフト、ハードリミットの値を書きかえ、保存し、エディタを終了する（viエディタの使い方）
- 以上で、設定が完了する。設定した容量以上、ファイルを保存、コピーしようとした場合、下記のようなメッセージが表示される。
***.***は、ファイル名
- quotacheckを定期的に実行し、利用状況を調べる。また、ユーザーが、どれだけの容量を使用しているかは、repquotaでチェックする。
[root@******* root]# /sbin/quotaoff -aug
[root@******* root]# /sbin/quotacheck -augv
[root@******* root]# /usr/sbin/repquota -augv
[root@******* root]# /sbin/quotaon -augv
- 例．設定後のseito01の設定ファイル
Disk quotas for user seito01 (uid 541):
Filesystem blocks soft hard inodes soft hard
/dev/hda3 48 10240 10240 11 0 0
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