スラムダンクキャラたちの
魅力解剖

 

読んだことがない人でも、一応分かるように書いてみました。 #は背番号です。
解釈は全て私のオリジナルですが、読み込み不足による誤解などを発見された方は、
ご指摘いただけると幸いです。
全ての文責は、私KYOにあります。
何かありましたら、こちらまで、どうぞ。

 

  湘北高校 しょうほくこうこう  (神奈川県立)
#4 3年 赤木 剛憲
あかぎたけのり

通称:ゴリ
リーダーシップ抜群の、頼もしいキャプテン。
情熱も知性も、あわせ持つ。
ゴリラのような、いかつい外見。
しかし小学校以来の「全国制覇」という高い目標を、まっすぐ見つめるその眼差しは、澄み切って美しい。
揺るぎない信念は、人の胸を打つ。

#5 3年 木暮 公延
こぐれきみのぶ

通称:メガネくん
フォロー上手な、心優しい副キャプテン。
赤木とは、中学以来のチームメイト。
密かに彼の視点が、このコミック全体の要めになっている。

#14 3年 三井 寿
みついひさし

通称:ミッチー
中学時代は、県MVP。
安西監督を崇拝し、多くの他校からの勧誘を断わって湘北に入学。しかし、入部まもなく練習中にヒザを故障し、やむなくインターハイ欠場。試合での赤木の上達ぶりを見て傷付き、以後バスケから遠ざかり、グレて不良となる。
荒さみ切った心で、バスケ部を潰そうと、不良仲間と共に襲撃するが、桜木桜木軍団により、返り討ちに会う。
おりよく訪れた安西監督の前で、素直に
「バスケがしたいです」と涙を流す。
そして、3年インターハイ予選より、バスケ部復帰。
スタミナ切れで意識朦朧としていても、執念で3ポイントシュートを決めるなど、チームのために尽くす。
大変、読者に人気の高いキャラ。

#7 2年 宮城 リョータ
みやぎりょーた

チビだが俊敏、スピードbPのポイントガード。
片耳ピアス。
大変イキが良い。
彩子さんへの一途な想いに、読者も胸がキュンとなる。

#10 1年

桜木 花道
さくらぎはなみち

このコミックの、超おもしろい主人公。
傍若無人の赤毛ヤンキー。
晴子と出会ってバスケ部に入る初心者だが、その高いポテンシャルと、先輩たちの指導、友人たちの支え、何より本人の一途な努力により、見る見る上達していく。
この初心者・桜木の成長が、バスケを知らない読者にとっては、大いに共感とカタルシスを与えてくれる。
桜木に託されたテーマは、深い。

#11 1年

流川 楓
るかわかえで

桜木のライバル。だが、実力は段違い。
湘北のエース。 女生徒による親衛隊あり。
1年生ながら、全日本ジュニアに選ばれるほどの実力者。
無口で生意気、不言実行、超負けず嫌い。
部活以外は寝ている?
天を飛翔するような華麗なプレイスタイルに、もちろん人気高し。
マネージャー 2年

彩子
あやこ

苗字は不明。
外見は色っぽいが、中身は男っぽくサバサバしている。
利発で頼もしいマネージャー。

監督

安西 光義
あんざいみつよし

その風貌は、ケンタッキーおじさんそっくり。
昔は全日本選手で、大学監督時代は「白髪鬼」と呼ばれるほど厳しかったが、現在は「白髪仏」と呼ばれている。
その心境の変化の、理由を偲ばせるエピソードが、胸を打つ。
ギャラリー 1年

赤木 晴子
あかぎはるこ

バスケットボールが大好きな、このコミックのヒロイン。
桜木の心の支え。
清純で、少しどんくさいが、優しく賢さもある美少女。
キャプテン赤木の妹。
1年

桜木軍団
さくらぎぐんだん

頭は水戸洋平。他に大楠野間高宮
この4人に桜木を加えた5人が、恐れられた、和光中学の桜木軍団
友情に厚く、明るいヤンキーたちである。
聡明さと男気のある水戸のキャラが、大変味があって魅力的。

 

 陵南高校 りょうなんこうこう  (神奈川県 ・ 私立)
#4 3年 魚住 純
うおずみじゅん

通称:ボスザル
赤木をライバル視する2m選手。
大きさを騒がれて入学したが、実力は期待に追い付かず、基礎体力つくりなど、人一倍の努力を要した。
挫折を知る苦労人。 情熱で人を引っ張っていくタイプ。
「18才になれば家業を継ぐ」という父親との約束を守り、潔く引退し、板前修業に入る。

#7 2年 仙道 彰
せんどうあきら

初登場に、寝坊して遅刻してくる。(天然キャラ)
田岡監督に、東京から引き抜かれてきたエリート選手。
気負いや気取りが一切なく、人間的にも高みにある、みんなの憧れ。 天才オーラ抜群。 当然ファン人気高し。
人の能力を見抜く目も優れ、周りを活かすセンスもある。
エースとしては超一流、ポイントガードとしてはこれから伸びる。

#13 2年

福田 吉兆
ふくだきっちょう

陵南における、桜木的存在。
高いポテンシャルを持ち、がむしゃら。
繊細で傷付きやすい。
キャラ的に現実の高校生に近いと思う。

監督

田岡 茂一
たおかもいち

熱しやすく、潔い。 非常に人間味ある監督。
全力を尽くした選手たちを称え、「敗因はこの私」の名言は、読者を感動の涙にむせばせた。

 

 海南大学附属高校 かいなんだいふぞくこうこう  (神奈川県 ・ 私立)
#4 3年 牧 紳一
まきしんいち

通称:じい
17年連続県優勝の名門チーム海南。
そのキャプテンは、押しも押されぬ県内bPプレイヤーである、この人。
色黒で貫禄ある渋い二枚目。老けて見られる。
迫力あるプレースタイルと、ちょっと天然な内面に、ファンの人気は高い。

#6 2年 神 宗一郎
じんそういちろう

3ポイントの名シューターで、県の得点王。
おとなしげで闘志を見せない、もの静かな容貌。
練習以外にも、毎日500本シュートを欠かさない、おそらくスラムダンク1の努力家。

#10 1年

清田 信長
きよたのぶなが

通称:野猿
海南における、桜木的存在(お笑い担当)。
ずば抜けた運動能力を持ち、1年生にして名門海南のレギュラーの座を勝ち取る。
流川をやたらライバル視する。

監督

高頭 力
たかとうりき

知将。努力を愛する。
海南には、の他にも宮益などの努力型選手がいる。
「うちに天才はいない。だがうちが最強だ」は、名言。
陵南・田岡監督とは、高校以来のライバル同士。

 

 翔陽高校 しょうようこうこう  (神奈川県 ・たぶん私立進学校)
#4 3年 藤真 健司
ふじまけんじ

県2位で、昨年全国出場を果たした翔陽。
主将兼監督の重責を負うこの人は、選手としては積極果敢な熱いプレーヤーだが、監督としては常に冷静にチーム全体と試合運びを見なくてはならない。
選手としての実力は、県の双璧「牧・藤真時代」と言われるほど秀逸なのに、予選で姿を消すこととなる口惜しさ。
フランス人形のような美貌の下に、キラリと光る男気が魅力。
女性読者に絶大な人気がある。

 

 豊玉高校 とよたまこうこう  (大阪府 ・ 私立)
#4 3年 南 烈
みなみつよし

通称:カリメロ
ダーティなイメージの豊玉のキャプテン。
故意に相手チームのエースを負傷させる、という、「エースキラー」の異名を持つ。
しかし、本当は・・・。
この・・・の部分に、読者人気高し。

#5 3年 岸本 実理
きしもとみのり

の幼なじみにして、盟友。
ラン&ガンで全国優勝し、北野前監督を呼び戻すのを目標としている。
初登場シーン、ダーティです。

前監督

北野
きたの
「高校3年間では、できることも限られる。攻8:守2でいい。その方がバスケを好きになれる」
という教育信念の元、徹底的なラン&ガンで、強い豊玉の伝統を作り上げた名監督。
南と岸本は、小学校時代より、北野監督を崇拝していた。
しかし、彼らの豊玉入学と同時に、北野監督は辞任させられる。

 

 山王工業高校 さんのうこうぎょうこうこう  (秋田県立)
   
        ※実在するバスケの名門・能代工業高校がモデルです。
#4 3年 深津 一成
ふかつかずなり

スラムダンクのラスボスである山王工業は、選手としても人間としても、大変魅力に富むキャラたちが目白押し。
王者の風格十分。
私はこのチームが一番好き。むしろ湘北よりも好き。

その筆頭が、キャプテン深津
常に沈着冷静。表情があまり変わらない。
黒子に徹し、重厚さと巧さがある、最優秀ポイントガード。
「ベシ」だの「ピョン」だのを語尾に付けるのは、あまりに完璧過ぎる深津に、愛嬌を持たせるための、作者の苦肉の策だろう。おかげで可愛らしいキャラになった。
しかし、深津のかっこよさは、繰り返し熟読すると、じわじわ分かる。

#7 3年 河田 雅史
かわたまさし

通称:丸ゴリ
高校入学当時は165cmだったのが、今では195?cm。
背が伸びる度にポジションが変わり、その度に血のにじむ努力をしたため、全てのポジションをこなせるようになった。
大きくて巧い、全国bPセンター。
天狗になりがちなスーパーエース沢北の頭を抑える、という重要な役どころも担っている。(←単なるヤキモチか?)
敵チームである桜木の負傷を最初に見抜き、
「お前には将来がある」とさりげなく諭す温かさが、彼の人間の大きさを示している。

#9 2年

沢北 栄治
さわきたえいじ

通称:小坊主
卓越したバスケセンスと運動能力により、1年生の時から全国に敵無し、bPのスーパーエース。
彼のために、恵まれたバスケ環境を整え、英才教育を施した、素敵なご両親の存在も、忘れてはなるまい。
山王始まって以来の、二枚目。
見るからに俊敏そうな体躯から、あふれる才気と、繰り出される超一級プレイの数々は、艶やかに読者を魅了する。
インターハイ後は、アメリカに留学してしまう・・・のか(寂)

監督

堂本 五郎
どうもとごろう

常勝強豪チームを率いる、優秀な若手監督。
選手を信頼し、選手からも慕われる。それを示す名言多し。
この絆の強さが、山王工業の魅力の一つとなっている。

(2004.6.24 up)

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