フェルールと穂先を作成します。
フェルールの材料となるのは釣具店で販売されているグラスソリッドの穂先です。 私は、このグラスソリッドの穂先のなかでもテーパーの少ないものを選択しています。 ここで、テーパーのあるものを選択しますとロッドをつないだときにガタが出やすくなったりします。
このグラスソリッドを適当な位置で切り揃えるのですが、実際のブランクをノギスで測って切断する位置を決めしています。 その後に、接着部分を写真のようにヤスリでテーパー状にします。
穂先はトップ部分まで全て丸竹に出来るような素材を見つけるのが大変なこともありますが、 あったとしてもフライロッドのトップとして機能する確率がかなり低い。 その理由もあって、穂先は削り穂と言われるものを作成して連結しています。
この穂先の材料はホームセンターで適当な竹素材を購入してきてカンナでテーパー状に削り出しますが、 実際のテーパー決めはトップに接着させてから全体のバランスを見ながら決めています。 このテーパーは数値化しているわけではなく手で曲げながら適当に決めています。 そもそも自然に生えている竹をそのまま使用しますので肉厚やらファイバーの密度によって同じものを作れるものではく、 私自身もそこまでの根気はございません。
ここで穂先の部分はどのようにすると良いかはア・フライフィッシャーズ・ライフを読んでもらえばよいのかなと思います。
作成日:2006/08/20
Copyright(C) 2006-2006 by 窓際の釣人