フェルールおよび穂先のテーパーに合わせてブランクをドリル歯で削って接着する作業の説明をします。 まず注意することは、各ブランクの火入れ不足でこの作業を行った場合に、のちの曲がり調整のための火入れを行った場合にブランクが収縮して割れてしまうことがあります。
ブランクはドリル歯を使用して接着面に合わせて広げますが、フェルールの接着面に曲がりがないようにブランクの先端をしっかり矯めておくことが重要です。 この作業で必要となるドリル歯はホームセンターへ行けば0.1mm単位で手に入りますがかなりの径を揃える必要があります。 私は0.2mm程度ごとのドリル歯で合わせていってテーパー状に広げています。 なお、広げるには電動ドリルを使用せずに手でドリル歯を回転させてセンターのズレを極力少なくなりようにしますが未だに正確にできません。 慌てずにゆっくり慎重に作業すればセンターのズレが目立たないほどになりますのであまり神経質になることもないでしょう。
フェルールを接着した部分の写真。
穂先を接着した後は全体のバランスをみながら削っていき穂先のテーパーを決めていきます。 なお、私の場合は穂先部分があまり曲がらない程度までで止めてあまり細めないようにしています。
作成日:2006/09/09
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