グリップ

基本的に少ない力と少ないロッドの振り幅でラインをキャストするには正しいグリップから始める必要があります。 フライロッドを握る方法には色々な方法があるとは思いますが、私が実際に行っているグリップの方法を説明します。

まず4番以下のラインで距離よりも正確性を重点にした握り方です。一般的にはVグリップと呼ばれる握り方です。

グリップ ロッドグリップの位置は左の写真のように人差し指の中ほどから小指の付け根あたりに置きます。 握る位置はリールシートに近いところにしますが、ロッドやリールによっては小指がリールに触れるぐらいが良いかもしれません。 何故リールシートに近い所が良いかは試してみればわかると思いますが、何故かラインの重さやロッドへの負荷が良くわかるようになります。
グリップ ロッドグリップを支えるのは薬指と小指だけです。
グリップ 人差し指と親指でV時を描くようにグリップの両側から支えるように置きます。中指もグリップを支える程度です。 人差し指もなるべく伸ばすことにより正確性を重視し、Vグリップによる手首だけでショートキャストできるようにしています。 このVグリップはもともと距離を稼ぐ握り方ですが欠点として力が必要です。しかし低番手ですので力は要りません。 また手首が自由になるためバックキャスト時にオープンリストになりやすいので初心者の方にはオススメできません。

次に5番以上のラインで距離を重点にした握り方です。一般にはサムオントップと呼ばれる握り方です。

グリップ ロッドグリップの位置は先程と同様に人差し指の中ほどから小指の付け根あたりに置き、ロッドグリップを支えるのは中指、薬指、小指です。 握る位置は前回と違いリールシートから遠いところです。実は非力な私にとって高番手の負荷に耐えられませんので。
グリップ 親指はグリップの上から人差し指はグリップの下から押さえ込むように握ります。場所は親指、人差し指の上下対称のところにします。 これで、バックキャストは人差し指とリストで引く感じ、フォワードキャストは親指とリストで押す感じとなります。

まずは上に示したようにサムオントップでの握り方で練習されることをオススメします。

作成日:2003/01/06

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