栂池へリスキー [2009/02/05]

2009年シーズンも3月14日より開催予定のようです。

白馬乗鞍のライチョウ [2008/04/10]

この問題についてのニュースがありましたので考えてみます。

まず最初は、北アルプス白馬乗鞍岳山頂付近で多数のスキーヤーとスノーボーダーによる「滑走中にライチョウに危害を与える可能性が高い」と指摘された。

次に栂池ヘリスキーのヘリポートが中部山岳国立公園の特別保護地区内にあった。 しかし、今年はヘリの着陸地点が変更されている。

ヘリスキーに関しては入山届けは不要でヘリスキー客とわかるようにワッペンをつけることになっている。 そして、申し込み時に指定コース以外滑走しないように地図が渡される。 ヘリポートから山頂まで歩いて登り滑走する人もいるが、その地図に示してあるツアーコースには含まれていない。

ライチョウの生息地として村などが立ち入り禁止にしている区域内にも滑走跡があったとあるが、ニュースを読むとヘリスキー客が立ち入っているようなミスリードするような書き方だ。

ライチョウはこの時期真っ白で見つけにくい。 これだけ多くの滑走があれば接触する可能性もあると指摘して、多くの人が手軽に高所に上がるヘリスキーを止めるべきだと訴えている。 が、冷静に考えると、そうかなと思ってしまう。 確かにヘリスキー客は最大で1日に400人、バックカントリーで歩いて登ってくる人数は知れている。

一方、ヘリスキーの利用者が滑るコースは決められているがそのルールが十分守られていないとして「利用者に根気よく呼び掛けていく必要がある」としている。

山スキーなどでにぎわう北安曇郡小谷村の白馬乗鞍岳山頂付近に天然記念物のライチョウが生息している事が信州大学の中村浩志教授の調査でわかりました。

ヘリスキー客がライチョウを撮影している写真がウェブ上で公開されているぐらいなのに生息していることが調査でわかった。 って調査しなくても判っているはずなんだが。

誰かの責任転嫁としか思えない書き方だ。

栂池へリスキーって何十年も前から実施されているのに、天狗原ヘリポート位置の件も何故急に問題視したの?何かウラがあるの?と思ってしまう。

ざっと読んで、ライチョウをネタにヘリスキーを中止させたいと思ってしまう。 中止することによってライチョウ以外にだれが利益を得るのかと考えてしまう自分がいる。

この件を問題に格上げした人物の仕事に関係すると考えてしまう。

他にCO2問題にしても環境に絡むものはビジネスで何かと金に絡む時代ですから。

これと同様な話で長野オリンピック男子滑降コースのスタート地点における自然保護上の問題点を思い出してしまう。

北アルプスの景観は素晴らしいし、八方尾根は学術的にも希有な場所でも有り、決して今以上に破壊してはいけない。 そういうことを理解した上で立ち入って八方尾根の自然を楽しんで欲しい。

スキーは楽しいしバックカントリーはその最たるものだと私は思うし、ヘリスキーに関しても存続させる方法を考えてほしい。 これは観光協会だけではなく利用者の行動もルールを遵守することを忘れないで欲しい。

北アルプスに限らず自然に対しては謙虚に接していきたい。 また、自然に接することでその大切さを感じてほしい。

アウトドアもしない人が、環境、環境って騒ぐこともありますからね。 本当にわかっているのか疑問です。

作成日:2008/04/10 更新日:2009/02/05

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