2月11日(土)ナポリ市内観光

ナポリ

紀元前7世紀にギリシャの植民地として造られたといわれているナポリは、その後ローマ帝国に征服され歴代のローマ帝国の避暑地として栄えた。以後ノルマン人やスペイン王国、ブルボン王朝などに支配された。
 1139年ノルマンに屈服し、卵城が建設された。1266年よりフランスのアンジェリー家がナポリ王国を繁栄させカルロ一世がヌオーボォ城を建設し港を整備した。アンジェリー家3代目のロベルト王はサンテルモ城を建設、1734年ブルボン家のカルロに譲り渡されたナポリは、サン・カルロ劇場、カポディモンテ王宮などを建設した。左の写真はヴェスビオ火山とナポリ湾
ポンペイからナポリに行く途中で寄ったカメオ工房の素晴らしい作品
サンタルチアにある卵城 ヌオーヴォ城とアルフォンソの凱旋門 アルフォンソの凱旋門の浮き彫り
17世紀に建てられた王宮 サンカルロ劇場 デモ隊に囲まれたサンカルロ劇場

ナポリ考古学博物館

1734年ナポリ公国の王となったブルボン家のカルロ3世が母のエリザベッタ・ファルネーゼから受け継いだ遺産を展示することが始まりでファルネーゼ・コレクションと呼ばれるギリシャ・ローマ時代の大理石彫刻とポンペイ・エルコラーノ遺跡からのモザイクをはじめとする発掘品を収蔵していることで世界的に名高い。
1階に展示されているファルナーゼコレクションの大理石像
ローマのカラカラ浴場で発掘された紀元前4世紀の模型「ファルネーゼの雄牛」
ファルネーゼのヘラクレス 後ろ姿が特に美しい「カプリアのビーナス」
中二階に展示されていたポンペイ・エルコラーノから出土したモザイク画
左はアレキサンダー大王  午前中にポンペイで見た「アレクサンドロ大王の戦い」の本物のモザイク画


午後の観光は、カメオ工房から始まった。次から次へと日本人観光客が観光バスを連ねてやってくる。トイレ休憩には少し早かったが無料で使えるトイレは限られており、買い物さえしなければ貴重な時間だ。
 ナポリに入って最初の観光はサンタルチア海岸にある卵城だ。城の基礎に埋め込まれた卵が壊れると同時に、街も滅びるという伝説に由来すると云われている。写真撮影だけで次にヌオーヴォ城に向かったがここも撮影だけで通過。バスを降り徒歩で王宮の前を通りサン・カルロ劇場に向かう。ミラノのスカラ座、ローマのオペラ座と並ぶ三大歌劇場の一つで1737年ブルボン家のカルロ三世のためにこけら落としがなされた劇場だが工事中であったし、あいにくのデモ隊に阻まれ先に進むことができず次の観光場所である国立考古学博物館に向かった。
 博物館での見学時間は限られておりファルネーゼコレクションを中心に見学したがたくさんの収蔵物を見ることができなかったため、明日の自由時間を使って見学することとした。


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