ロリュオス遺跡群(ロレイ・プリヤコー・バコン)


                   壮大なるかつての王都ロリュオス遺跡
王都がアンコールに遷都する前にあったのが、アンコール遺跡観光の拠点となるシェムリアップから南東へ約13kmのロリュオスである。ここにある遺跡を総称してロリュオス遺跡という。インドラヴァルマン1世がこの地を王都と定めたのは9世紀後半だ。中心に、メール山(須弥山)を象徴したバコン寺院が建てられた。周囲に環濠を巡らしたピラミッド形の寺院の最初だそうだ。王の両親に捧げられた寺院で「聖なる牛」という意味のブリヤ・コーは875年の建立だ。大貯水池(インドラタターカ)の中心にはロレイ祠堂が建てられた。


ロレイの祠堂(893年建築) 壁面に金剛力士像が
残っている
寺院脇の果樹園の
ジャックフルーツ


プリヤ・コーの祠堂(879年建築)
横の金剛力士像(珍しく漆喰で作成されている) 中央の写真は聖なる牛の像


バコン寺院 
この寺院は、伽藍周囲に環濠を巡らした最初のピラミッド式寺院として知られている。
 881年にインドラヴァルマン1世により創建された。


バコン寺院東楼門より撮影 5基の基壇と
中央の祠堂は須彌山
中央祠堂の入り口と内部(下)

    ふくよかな女神像

   周りの祠堂に飾られた像

中央祠堂のレリーフの一部 西南にある祠堂の女神像 西楼門より撮影 
右端は石作り象


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