12月27日(日)アルハンブラ宮殿観光

第5日目 グラナダ市内観光後170Km離れたコルトバへ
◎ グラナダ スペイン南部アンダルシア地方の都市で人口は、約23万人。イベリア半島を支配したイスラム教徒最後の砦だった町でシェラネバダ山脈の麓に広がる「ベガ」と呼ばれる肥沃な平野を抱えており、四季がはっきりした温暖な町
◎アルハンブラ宮殿 イスラム王国の跡 イスラム芸術の傑作が残っている。王宮は14世紀に建築され、アラベスク模様が美しい「メスアールの間」 宮殿の塔の内部にあたる「大使の間」の壁や天井を飾っている。ライオンの中庭(パティオ) 天人花のパティオ等が有名。
(右の写真は宮殿入り口のフステシアの門)
入り口から最初に訪れたカルロス5世宮殿、パティオと2階廊下、夏にはグラナダ国際舞踏会の舞台となる
イスラム芸術をのアラベスク文様と彩釉タイルで飾られた建物
アラヤネス(アラヤネスとは天人花のこと)の中庭と天使の間
ライオンの中庭(狛犬のようなライオン12頭に支えられた噴水と大理石の柱が有名である)
二姉妹の間(天井の鍾乳石飾状の複雑な装飾「モカラベ」が有名)
天井に描かれた歴代の王様の絵(ビンラディンラビンのような絵も見られた)
天使の間(正面の彫刻が黄金色に輝くコマレス宮殿の塔の内部にあたり、壁や天井がアラベスク文様で飾られている)
夏の宮殿にあるヘネラリフエの中庭と庭園
14世紀に建てられたヘネラリフエ 迷路のように剪定された中庭 タハラの見晴台からの展望
                      アルハンブラ宮殿の印象
 クラシックギター弾きなら誰もが必ず弾くと言う「アルハンブラの思い出」で想像したこの宮殿は、若いときから憧れの宮殿でした。その宮殿を自分の目で見ることがきるとは!期待が大きくふくらむ思いでした。しかしその期待は観光が始まるとすぐにしょんぼりと沈んでしまいました。これまでにイスラム文化の國であるトルコやエジプトを訪れたことのある私にとってこの有名な宮殿は、田舎の豪族が故郷の文化を偲んでやっと造った田舎の宮殿にしか思えませんでした。むしろ宮殿の美しさより、このように離れた所に故郷の文化を伝えようとする努力に驚かされた思いでした。このような思いは、南米のペルーの首都リマのカテドラルを観たときにも思ったものです。
 キリスト教の施設を観るならイタリア、イスラム文化を知るならアラブ諸国の施設、本場の観光の必要性を感じた宮殿観光でした。


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