三重県いなべ市大安町にある大安トラウトレイクは8600坪ほどの自然の池を利用した管理釣り場です。 どうも周りの環境から農業用の溜池を利用していると思われ、時期的に池が濁ることがある。
この管理釣り場をむりやりに一言でいうと、同じ三重県いなべ市にあるフィッシングサンクチュアリとは特徴が正反対にあると言える。
右の写真や下のマップを見るとおりフライフィッシングは右の3本の桟橋からと右奥にあるウェーディングエリアとなる(ここに入る人はかなりの好き物と見た)。 なお、左にある桟橋はネットで区切られて餌釣り専用(何で?)となっている。 また、駐車場前の岸はルアーフィッシングのみ可能である。
先に説明した通りにフライフィッシングでは桟橋からの釣りに限定されるが、桟橋間の距離は両方より高番手ロッドでフルラインキャスティングしても交差しないほどの距離にある。
このような広大な管理釣り場は簡単に魚が釣れる訳ではなく、季節、時間帯、水温、場所、タナ、フライセレクトといった管理釣り場ではつい忘れがちな基本的なことを考えないと平気でノーフィッシュを食らってしまう。
また、6番手以上のロッドで思いっきりキャスティングして25m以上先のライズを狙いたい人にはうってつけだ(必ずこの手の人がいるのは確か)。 と、いっても常にライズがあるわけではなく、あってもロングキャストしないといけない場所で発生することが多い。
いやあ、禁漁時期に管理釣り場へ行ってストレスを発散しようと出かけてもアタリすらなくて更にストレスを溜めて帰るときもある。 でも、気が付くとまた足が向かっている管理釣り場です。
1月の駐車場前
意外と景色が良いです。
午後になってくるとこの管理釣り場の地形からか冷たい風が吹き始めますので、奥の桟橋から釣ることが多いです。
それと桟橋間の岸よりが浅くなっており風の影響も少ないためにライズが出やすいです。
また、岸よりはイワナやブラウンが回遊しますのでミノーが結構いけそうです。
フライではでかいドライフライを使って水面に波紋が出来る程度に少しづつリトリーブするとバシャッてことがあります。
受付事務所前
18年度からマップの左に新設した餌釣り用のためにここにあった桟橋を利用して短くしてしまったのね。
これで、ポイント選択の幅を狭くされた格好になった。
ダブルハンドを使ったとしても狙うポイントの空白区間が出来てしまったことになる。
11月のウェーディングエリア
受付事務所から見て右の桟橋からウェーディングエリアを見たところ。
ただ、バックスペースがあまり無いように見えます。
この桟橋から釣っているとウェーディングエリアから奥の岸沿いでライズが出ているように見えますがどうみてもシングルハンドでは届きそうにありません。
やはりダブルハンドでドカーンです。
この大安トラウトレイクをスキー場に例えると、信州松本野麦峠スキー場だな。 両者ともに好きで出掛ける人には納得されると思う。 ここも「大安寺修行僧」が多い。 何故かって言えば、魚が釣れるよりもラインの飛距離が大事と思える人もちらほら見受けられる。
作成日:2006/11/07 更新日:2009/04/28
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