フライフィッシング用語辞書

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■あ行

アオコ植物プランクトンの一種である藻類の俗称。富栄養化した湖や沼で植物プランクトンが大量に繁殖し水面に青い粉をまいたようになるため釣りをするには厳しい状況になる。
アオミドロ芦ノ湖のニジマスを釣るために考案された毛ばり。考案者は元箱根で釣具店を経営する野崎氏。
阿寒湖阿寒湖北海道の道東にある湖で故・西山徹氏により有名になった。毎年6月の中旬以降にモンカゲロウという2〜3cmの虫が大量に羽化し大型のアメマスが狂ったように捕食し出す。また、そのアメマスを大量のフライフィッシャーが狂ったように釣りをし出すところ。
アキュラシーフライキャスティングでの正確度のことをいう。キャスティングトーナメントの競技種目の一つでターゲットにどれだけ正確に投げられるかを競うもの。もちろんターゲットは5つもあるから大変です。しかし実際の釣りでのターゲットはとりあえず一つだけ。
朝一朝まづめ時を釣るために他の釣人より早く入渓しようとたくらむこと。友人と明日は朝一に現地で会おうと約束するがハッキリ言ってそれが何時かは曖昧になっている。が、自分が現地到着するころ相手はすでに釣りをしていることが多い。
芦ノ湖神奈川県にある湖で大正時代にブラックバスが日本で始めて放流された場所。わかりやすく言うと、釣り好きの実業家がいて荒廃する日本の河川漁業を救おうとの想いでアメリカからブラックバスを移植した場所です。
アクションロッドの曲がり具合や復元具合といった調子のことをいう。ロッドアクションともいう。
アタリ魚信ともいう。魚が毛ばりをくわえた瞬間にラインが不自然な動きをしたり、竿や手元に感触が伝わること。高価な道具を手に入れたら急にアタリが多くなったと喜ぶのは早い。水中にある石や木や枯葉もアタリになる。
アマゴアマゴフライのメインターゲットとなる魚。神奈川県西部以西の本州太平洋岸、四国、九州の一部にいたが、現在は放流でむちゃくちゃ。
アメマスアメマスイワナに似ているぐらいしか私には説明できない。管理釣り場で大きいイワナが釣れた!といって喜んではいけない。たいていがコイツ。
アルビノメラニン色素が全くないか少しはあるが極端に少ないかという特徴を持つ魚のことをいい、その色素が少ないために黄色だとか白色になってしまいます。
あわせるアタリがあったりドライフライにライズしたときに、魚を針掛りさせるためにロッドを立てたりラインを引いたりする動作のことをいう。
アンカー船のイカリのこと。湖での手漕ぎボートフィッシングはポイントから流されないようにアンカーを降ろしておきます。この時にルアーフィッシングの人はアンカーを降ろすときにロープへルアーが絡まっていないか注意しましょう。私はこれでタックル一式を芦ノ湖へ沈めちゃいました。
アングラー釣り人のことを言う。

■い行

イトウ日本産のサケ科の魚。今は北海道にしかいないが以前は本州北部にもいた。が、今は管理釣り場でも釣れるようになった。
イブニングイブニング夕暮れはフライフィッシャーにとって本日一番の釣果が期待できる時間帯である。つまりイブニングライズを狙うことを意味しイブと省略して言うこともある。しかし釣果に恵まれない日はこの時間帯に最後の望みを賭けるのだが裏切られることのほうが多い。
イブニングハッチ夕暮れになって水生昆虫の羽化が集中することをいう。とはいってもそれに魚がライズする保証はどこにも無いために、期待して待っていても徒労に終わることがある。
イブニングライズイブニングハッチに合わせて魚がしきりにライズするフライフィッシャーにとっては至福の時間である。が、ここであせってはいけない。ライントラブルを起こしたら一巻の終わりである。
イワナ岩魚ルアーやフライの対象魚。ヤマトイワナとニッコウイワナがいるらしいが私には区別がつかない。しかしフライフィッシャーにはイワナと尺上イワナの2種類しかなく、私は尺上イワナを釣ったことがない。
インチ長さの単位。1インチ=25.4mm、1フィート=12インチ。
インレット湖だとか淵へ水が流れ込んでいる場所のことをいう。この流れ込みは常に水が動いているために餌だとか魚だとか釣人だとかが集まる場所でもある。

■う行

ウィンドノットフライキャスティング中にリーダーやティペットに出来てしまう結び目のことをいう。なぜこんなものが出来るかというとテイリングループやフライラインとティペットの接触といった原因が多い。こまめにチェックしないと大きなサイズの魚を掛けたときに悔やむことになりますよ。
ウェイトフォワードフライで使用するラインの形状を示し、WFと記す。先端がテーパー状になっており、その先端から9m〜12mまでは太く一定し、その後は細い径をしているため遠投向き。
ウェーディングウェーディング湖で水の中に立ち入って釣りをする行為。フライでは毛ばりを遠くへ投げることは非常に難しく、少しでも魚との距離を縮めたいと思う心理状態が原因。特に神奈川県芦ノ湖や北海道阿寒湖で良く見られる行為。
ウェーブラインフライキャスティングにおいてティップ部の振動が止まらないために、そのティップの振動がラインに伝わって波打つことをいう。ロングキャスティングでフライラインの先端がぐしゃぐしゃになるケースがほとんどだと思う。ロッドを停止するという説明よりグリップをしっかり握ってロッドを固定すると言ったほうが良いかも知れない。
ウェットフライ水中に沈めるフライのこと。私が認識しているウェットフライとは、タイイングの美しさが勝負で額にいれて飾っておくもの。ウェット派の方にはごめんなさい。
ウルトラライトルアーロッドの強さの単位。大雑把ではあるが4ポンド以下(約0.8号)のライン、あるいは3g以下のルアーを使用するルアーロッドだと思う。

■え行

エクステンションバットフライロッドのリールシートの下についている小さなコルクハンドルで#7ライン以上のほとんどのフライロッドに付いている。私は使用していませんがフォワードキャスティング時に手首を支えるものだが、ダブルハンドロッドではハンドルそのものである。
エリアずばり管理釣り場のスマートな呼び方。
エッグヤーンヤーンとは太い毛糸のように繊維を束ねたマテリアルのことをいう。ずばりエッグフライを作るためにあるのだがコイを狙っている人にはメインとなるマテリアルでもある。

■お行

オフ会オフラインミーティングのことでインターネットの用語です。BBSなどで良く見かける言葉ですが、ことフライフィッシングではネット上で打ち合わせして釣りに行くのは良く行われることである。よってオフ会と書きこんだほうが手っ取り早くメンバーを集めれるかもしれない。
オフシーズン渓流には禁漁期というものがあり魚を釣っちゃあいけない期間のこと。しかし、色々な管理釣り場もできて1年中フライが楽しめるのでオフシーズンは無くなってきている。よってフライをタイイングする時間が少なくなってきている。
オーバーターンラインがターンオーバーしすぎてフライやらリーダーが手前に戻ってきてしまうことをいう。一見キャスティングの悪い例のように思われるが状況によっては意識的に行うこともある。
オープンリストロッドを持つ手首が開いた状態のことを言い、バックキャスト時点のロッド停止でしてはいけないこと。オープンリストでは多分ロッドが固定できないでしょうし、高番手ロッドではどのみちフォワードキャストへの移行はできません。リストを開くという説明の全ての誤解が生じているもと。

作成日:2002/12/28 更新日:2004/02/08

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