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[胃ろうマニュアル]
朝夕にメディエフを 100ml の白湯で希釈して点滴する。
 * メディエフのパック上部をハサミで切って白湯を補給する。
昼は水分の補給として 200ml の白湯を与える。
 * 空のメディエフパックに白湯を補給。
温度は体温くらいが適当。
パック側のチューブの空気を抜き胃ろう側のチューブをクランプして
蓋をあけ差し込む。ストッパーを緩め点滴速度をきめる。
終了後、微温湯でフラッシュしたら、チューブ内に不純物が
着かないように10倍くらいに薄めた食酢をチューブ内に入れておく。
 * 胃ろうチューブの蓋をする際には必ず湿気をとること。

[薬品の注入]
シリンジの中へ錠剤を先に、次に粉薬をいれる。
用意した白湯を 30〜50ml 吸い込む。
溶解した薬品を胃ろうチューブの大きい口から注入、
後、白湯 30〜50ml をフラッシング(要するに掃除)する。
一日に3回おこなう。


  胃ろう(まわりの皺は98才の年輪)

12/6
妻とオムツ交換。リハビリでは珍しく母も頑張る。
病室で看護主任さんより点滴実習を受ける。
吸痰器のレンタル業者から電動式吸痰器を受け取り操作方法を
教えてもらう。夕刻より実習の約束をして一旦帰宅する。
きょう再度の点滴実習は妻の番であるが見ていて恥ずかしい。
不器用なのは知ってるがこれほどとは(爆)
初対面の訪問看護師さんも立ち会う。
今後、火曜日毎に在宅介護で指導を受ける S さんです。

12/7
早朝のウオーキング後、取り付け道路の勾配部分で
アルミスロープのテストを行ったが何とか間に合いそうです。
病院での実習は本日が最後、明日は退院です。
オムツ交換、リハビリ、点滴の実習。点滴中に手足のリハビリを
したので嘔吐。聞けば昨夜も嘔吐があったとか。何故?

12/8
きょう10時退院です。
8時頃から病室で退院準備です。
まずオムツの交換、それに流動食の点滴です。
看護師さんが搬送中での事故がないように薬品(メロペン)の
点滴と痰の吸引ををする。叔父の訪問あり。
看護主任さんから自宅で使う薬品の説明を受ける。
4階の看護師さん達、リハビリの先生それに
ケースワーカーさんの見送りで退院です。
軽自動車の車椅子搬送車で無事自宅に着く。
車の酔いやすい母なので心配しましたが嘔吐もなく一安心でした。
自宅で私、妻、妹、叔父の4人で在宅介護のセッティング。
早速、白湯の点滴と薬品の注入です。
初めて息子の家で泊まるので落ち着かないようです。
今晩は母の横で眠ります。

12/9
早朝に母からナースコール?です。
昨日、着けたオムツが緩く、更にパッドのギャザーが折り
曲げた儘だったんで汚物が外へ流れだして惨憺たる状態です(泣)
下半身を清拭し、パジャマと下に敷いたバスタオルの交換です。
更に、換えオムツがありません(痛)
間違えて購入したパンティ型のオムツを装着しました。
愛犬の介護で経験がありますが、この手のオムツの取り外しは
ずり下げるんでなくてハサミで切って外すといいですね。
大量のパッドを購入したのにオムツは買ってなかったとは(嘆)
午前と、午後に妹が様子を見に来ました。
この手の介護ではボケ防止め為に声がけが大切ですね。
初めて吸痰器を使用、吸引力が弱い。

12/10
深夜、早朝に3回ほどのナースコール。
訳を聞いても意味不明の言葉あり、本人の意識ここにあらず。
看護師さん達が時々、
「昨夜は忙しかった」と言ってる意味が二晩目に判明しました(笑)
母は、こんな持病があったんですね。
朝のオムツ交換は前後を逆に着けた。まぁ いいか!
妹来宅。リハビリの真似事をして帰る。
ケアマネージャーの NY さんが打ち合わせで來宅。
朝夕の流動食は予想外に時間を費す。其々4時間は考慮が必要。
朝食分が終わったら間をおかず昼食用になってしまう。
滴下速度を早くすれば嘔吐の可能性があるし困った。

12/11
今朝も2時頃、コールあり。
どうも寂しくなると鳴らすようです。
それでは介護する人が大変なのでエバミール(睡眠導入剤)が
処方されているんですね。納得ですが、薬品は極力避けたいので
当方では使用していません。
妻と妹で洗髪。私の記憶では、この5ヶ月で3回くらいです。
午後から訪問看護師の N さんと訪問看護ステーションの
所長さんが来宅。契約書類4枚に署名挿印しましたが
個人情報の遵守項目もありました。それだけ訪問看護師さんは
患者やその家族の個人情報に接する機会が多いんでしょうね。
吸痰の特訓も受けました。
いやがる母の鼻や口にチューブを通すのは気が進まないです。

12/12
相変わらずの深夜コール。
珍しく要求あり。消灯と水分の要求です。
胃ろうになってから水分の要求はなく、舌に黴が発生して
日に数回の口腔ケアが欠かせませんでした。
ここにきて嚥下障害回復のきざしでしょうか?
昼前に NY さんが來宅。コピーの為に介護保険証をお貸しする。
O 先生と N さんが来宅。O 先生とは初対面で髭が格好いいです。
今後、 O 先生が母の主治医になられるわけで
月に2、3回往診の予定とのことです。

12/13
初めて深夜コールなし。久しぶりに安眠できました(笑)
毎朝はかる血圧が 159/80 と少々高い。
オムツ交換時に確認しましたが、お尻と背骨部分が赤く褥瘡 が
できそうです。ドラッグストアで褥瘡予防マットを購入。
それと2日ほど便が出てませんので下剤を使用。
きょうは舌を湿らせるのに水ではなく好物だったコーヒーを
使用しましたが味がわからないようで嚥下障害が心配です。

12/14
深夜コールなし。
ビーズマットが有効なのか、褥瘡に発展しないようです。
皮膚が少し剥がれたので水洗いし、ガーゼでパッチを当てる。
リハビリ理学療法士の I さん來宅。
母の体を調べ、努力次第でいい結果が出るとの事(嬉)
褥瘡の予防について詳細な説明を受ける。
私の言う事は聞かない母ですが I さんの指示には従う。
ちょっと複雑な気持ちです。

12/15
きょうの母は一日中うつらうつらしてる。
昨日のリハビリで疲れたらしい。
やはりリハビリは休まず継続しないといけないようです。

12/16
定時(5時)のオムツ交換で便が出てました。
便秘ぎみの母ですが5日ぶりです。これで一安心と思ったら
11時頃に母のほうからオムツ交換の要求です。
母からの要求は初めてですが在宅は、私一人です。
まぁ 何とか要望にお答えしましましたが、オムツの前後を逆に
装着しパッドの在庫がなかったのでオムツの両側を切って間に
合わせました(笑)簡単にいえばオムツの重ね着です。
午後に、叔父夫婦の見舞いがありました。







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