・『ダブル・タングラム・デュアル』!
問題Part13で、『ダブル・タングラム』及び『ダブル・タングラム・ユニ/デュアル』の言葉の定義をしました。
おさらいしますと、『ダブル・タングラム・デュアル』というのは、タングラムを2セット使って、それぞれ関連性のある別々のカタチを作ること(またはその結果出来たカタチの組)をさして言う言葉です(と、します)。
今回『ダブル・タングラム』を特集するに当たって、『ユニ』と『デュアル』の二つに分け、『ユニ』の方は抽象的な図形だけを取り扱い、『デュアル』の方にだけ具体的な図形たちを取り扱うのには、理由があります。
一つには、問題Part13のコラム2で述べた『2セット(14片)もあると抽象的な図形が作りやすい』というのもあるのですが、もっと大きな理由があるのです。
それは、14片で具体的な形を作ろうとすると、複雑になりすぎる、ということ。
『(ノーマル)タングラム』のおもしろさ(魅力)の一つには、たった7片というシンプルな構成ながら、実に様々な形を作ることが出来る、ということが挙げられます。
しかしピース数が多くなれば多くなるほど、シルエットとして出来るカタチがよりキレイにはなるかもしれませんが、その分、「何でも描きたいものが比較的自由に出来てしまって、達成感が無くなってしまう」のです!
複雑になりすぎることの問題点は、そういうことなのです。
でも、2組のタングラムを組み合わせるのなら話は別。
それも、それぞれ関連性のある二つのカタチの組合せならなおさら!
二組あるというだけで、一組だけのタングラムにはない趣さえ出てきます!
以下に、シルエットを全15種全8問ご用意いたしました。
(なぜ8問なのに16種ではないのか、それは実際に問題を見ればご理解いただけます!)
左右、もしくは上下に分かれた(もしくはもっと複雑に絡み合っているけれどとにかく繋がっていない)二つのシルエットは、それぞれがタングラム1セットで出来るカタチです。
タングラムを2セット取り出して、では、『ダブル・タングラム・デュアル』。お楽しみ下さい!